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大戸屋HD／創業者功労金2億円の支払い、創業家からの連絡なし

2017年05月31日 15:36 ／ 経営

大戸屋ホールディングスは5月31日、創業者功労金を創業家に贈呈することに対して、創業家から何も連絡を受けていないことを明らかにした。

同日、都内で開いた記者会見で窪田健一社長が明らかにした。

2015年7月27日に逝去した実質的な創業者で前代表取締役会長の故三森久実氏に対して、5月10日に創業者功労金2億円の贈呈を決議していた。

同社では前会長の逝去後、役員人事を巡り、現経営陣と創業家の間で意見の対立があった。

窪田社長は「昨年秋に、全社員350人にアンケートを取ったところ、96％が何らかの形で会長の功績をたたえるべきとの結果となった。功績をどうたたえるのか、議論した上でお金という形を選択した。他社事例、自社の財務内容、税務の観点から2億円という金額に決定した」と語った。

現在、会社側、創業家側、双方が代理人を立て連絡を取っているが、創業家からは特に連絡はないという。

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