セブン-イレブン/店舗管理端末にNECの顔認証技術を採用
2017年05月31日 17:37 / IT・システム
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セブン-イレブン・ジャパンは5月30日、全国のセブン-イレブン約1万9600店の店舗管理端末(ストア・コンピュータ)に、NECの顔認証技術を採用し、来春の全店導入に向けて、東京都内の直営店10店で9月から実運用のためのテストを開始すると発表した。
適用する顔認証技術は、オーナーが端末のカメラに顔を向けることで、瞬時にログインが可能となり、ID・パスワードの入力の手間が無くなるため、作業開始までの時間を短縮すると同時に、セキュリティの強化と高い利便性の両立を実現する。
顔認証技術は、IDカードやID・パスワードによる認証方法と異なり、盗難や紛失などのリクスが少ないため、なりすましなどの不正利用防止に効果的という。
今回の顔認証技術は、世界No.1の認証精度を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用しており、これはNECの最先端AI技術群「NEC the WISA」の1つとなる。
セブン-イレブンは、今後も加盟店の支援の一環として、AI技術を活用した商品の需要予測や在庫管理など、高度な業務システムの構築を検討するという。
なお、店舗管理端末は、各店舗で経営数値や販売状況、新規商品・お客・従業員の重要情報を管理するため、強固なセキュリティ対策が必要となる。
■NECの顔認証
http://jpn.nec.com/biometrics/face/
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