ヴィレッジヴァンガード/飲食店事業・食品販売事業をAs-meエステールに譲渡
2017年06月22日 10:25 / 経営
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ヴィレッジヴァンガード(VV社)は6月22日、展開する飲食店事業・食品販売事業をAs-meエステールに譲渡すると発表した。
現在、飲食店事業・食品販売事業では、ハンバーガーショップ「ヴィレッジヴァンガードダイナー」(13店)、食べることの楽しさを提案する食料品店「HOME COMING」「こととや」(計8店)、他社とのコラボレーションによる「コラボカフェ」(1店)を運営している。
2016年5月期の飲食店事業・食品販売事業の売上高は10億8300万円、売上総利益5億7500万円、営業損失2500万円だった。
今回、As-meエステールが新たに設立した子会社AEフードアンドダイナー(AEフード社)に、VV社の飲食店事業・食品販売事業を会社分割により承継させる。
VV社を分割会社として、AEフード社を承継会社とする吸収分割を実施。分割に際して、AEフード社は、VV社に対して、6億5000万円を交付する予定だ。
As-meエステールは、会社分割後、AEフード社の発行済株式の10%をVV社に譲渡する。VV社の従業員については、AEフード社に出向させるなどにより、引き続き該当事業に従事させる予定だ。
VV社は、As-meエステールとAEフードアンドダイナーと業務提携する。
VV社は、2017年5月期で、お客一人あたり商品単価は前年を上回っていたが、購買客数の減少、ヒット商品・オリジナル商品の不足に起因し、売上高が減少していた。
そのため、飲食店事業・食品販売事業の店舗展開を今後、進めていく上で、出店資金が十分でなないと判断した。
収益獲得のための出店を見送ることによる機会損失を認識し、成長資金を投下してもらえる共同運営の相手先を探していたという。
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