神明/元気寿司、かっぱ寿司の統合、企業体質の違いで断念
2017年09月29日 19:10 / 経営
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米卸最大手の神明は9月29日、自社が主導した元気寿司とかっぱ寿司の経営統合が破綻した原因について、「企業体質の違いがすごかったため、経営統合を断念した」と要因を明らかにした。
同日、都内で開いた元気寿司、スシローグローバルホールディングス、神明の資本業務提携の記者会見で、神明の藤尾益雄社長が語った。
藤尾社長は「元気寿司は店内調理で、職人肌であり、寿司の美味しさを追求している。その分、効率が悪い部分があった。一方で、かっぱ寿司は、経営効率を重視しており、セントラルキッチンを採用し、システム化が進んでいて、考えが違った。1年半をかけたが、(経営統合を)断念した」と述べた。
神明は元気寿司とかっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトホールディングスに出資し、両社の経営統合を目指していたが、2014年10月に経営統合を断念し、保有するカッパ・クリエイトHDの株式をコロワイドに売却している。
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