大塚家具/貸会議室のTKPと資本提携、第三者割当で10億円調達

2017年11月06日 22:18 / 経営

大塚家具は11月6日、TKPと業務・資本提携を締結し、併せて、TKPに対する第三者割当による自己株式の処分を行い10億円の資金調達を決めた。

TKPが運営するホテルへの家具納品に向けた大塚家具の営業活動を契機として、TKPの創出する様々な空間への商品供給や、店舗の余剰面積部分のTKPによるイベントスペース・貸会議室での活用など、両社の連携による価値創造の可能性について双方の関心が生じた。

両社グループが有する経営資源を有効に活用し、新たな事業機会の創出に取り組み、既存ビジネスの連携強化を図ることが、両社の企業価値向上に繋がるものと判断したため、業務提携に踏み切った。

業務提携に関わる協議の過程において、業務提携を円滑かつ確実に進めるため、TKPが大塚家具の一定数の株式を保有し、長期的なパートナーシップを構築することが重要であると判断し、併せて資本提携を実施する。

自己株式処分は、処分予定先であるTKPとの業務提携を円滑かつ確実に進めることと長期的なパートナーシップを構築を目的としている。

手取概算額の10億3135万円の使途は、商品の仕入代金や賃借料支払い等の運転資金に充当する。

なお、株式処分により、TKPの議決権所有割合は6.82%、発行済株式総数に対する所有割合は6.65%となる。

株式処分払込期日は11月21日。

■TKPの概要
所在地:東京都新宿区市谷八幡町8番地
代表者:代表取締役社長 河野 貴輝
事業内容:法人向け貸会議室ビジネスを起点とする空間再生流通事業
資本金:2億8700万円(2017年2月末現在)
設立年月日:2005年8月15日
発行済株式数:普通株式4,730,000株
決算期:2月末日
従業員数:764名(2017年2月末現在)
2017年2月期の業績:連結売上高219億7800万円、連結営業利益26億9400万円、連結経常利益25億5200万円

クリスピー、日本KFCHD/吸収合併

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧