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DNP/飲料・食品用紙容器の合弁会社、無菌紙容器でシェア2位目指す

2018年02月23日 10:20 / 経営

大日本印刷(以下:DNP)と、飲料や食品向け紙容器メーカーの世界大手であるSIG Combibloc Group(以下:SIG社)は、日本国内に合弁会社を設立し、日本市場における新しい形状の飲料・食品用紙容器と充填機の提供を開始した。

<新しい形状の飲料・食品用紙容器を提供>
新しい形状の飲料・食品用紙容器を提供

同システムは、果物、野菜、シリアル、ゼリーなどの小さい固形物を液体と一緒に充填することが可能で、紙容器にこのような固形物を入れられるのが特長。

また、1時間当たり最大2万4000カートンに充填が可能で、紙容器では世界最高水準のスピードを有している。

さらに、短時間で品種替えが可能なほか、包装資材のロスも少なく、多様な内容物に対応可能な柔軟性と低コストの両立が可能となっている。

SIG社が開発した再開封可能な口栓付きの紙容器である「combidome(コンビドーム)」や「combifit(コンビフィット)」など、形態・容量・開封方法などが異なり、形状に特長のある約100品種の製品を提供する。

<1時間当たり最大2万4000カートンに充填が可能>
1時間当たり最大2万4000カートンに充填が可能

電子レンジによる加温が可能な新容器「Heat&Go」も開発中。この新容器と固形物充填を組み合わせて、加温可能な固形物入り飲料という全く新しいカテゴリーの商品の提供が可能となる。

合弁会社とDNPは、2018年秋より充填機を導入し、包材の納入を2019年春に開始する予定。2022年に日本の無菌紙容器市場で第2位のシェア獲得を目指す。

■合弁会社の概要
設立日:2018年4月1日
会社名:DNP・SIG Combibloc
所在地:東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
資本金:1億5000万円
事業の内容
<対象製品>
SIG社の開発した「飲料・食品向け液体紙容器」と、その内容物の充填・包装に使用する「無菌充填システム」
<事業の内容>
同器及びシステムの販売
販売したシステムの修繕部品の販売及び保守サービスの提供
出資比率:DNP 50%、SIG社 50%(新会社は、DNPの連結子会社となる)

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