ローソン/新たな将来ビジョン実現で組織変更

2019年01月10日 16:05 / 経営

ローソンは1月10日、今までの組織を基礎から見直した改革を実施し、組織変更を行うと発表した。

<ローソン>
ローソン

2016年度から3年間実行した「1000日全員実行プロジェクト」にて将来への基盤整備を終え、2019年度より新たに将来ビジョン実現に向け活動を開始する一環。

お客の目線に立った店づくり、社会やお客さまの消費行動の変化への迅速な対応、地域社会とお客の生活の利便性向上の一助になることを目指し、スピーディーに実行可能な組織に変更するという。

■SDGs委員会の新設

ローソングループの事業を通じて持続可能な社会の実現を目指すべく、「SDGs委員会」を新設。グループを横断した対応を協議する。

■「マーケティング本部」を「マーケティング戦略本部」と「プロモーション本部」に分割

「マーケティング戦略本部」は全社マーケティング戦略並びにCVS事業の営業計画の策定・推進機能を集約し、運営、商品、開発、プロモーション、エンタテイメント、金融・デジタル事業各本部を束ねてCVS事業を推進する。

配下に「マーケティング戦略部」と「データ戦略部」を設置する。

「プロモーション本部」は当該戦略に沿った広告販促活動に集中する。配下に「プロモーション部」と「エリアマーケティング部」を設置する。

■「商品本部」を「中食商品本部」と「ドライ商品本部」に分割

更なる商品力強化を目的に、「商品本部」をカテゴリー別に分割する。

「中食商品本部」は配下に「デイリー部」「デリカ・FF部」「ナチュラルローソン部」「農業推進部」を設置。

「ドライ商品本部」は配下に「加食・菓子部」「飲料・酒部」「日用品・サービス部」「ロジスティクス部」を設置する。

「商品戦略部」「店舗企画部」および各エリア商品部は両本部共通の部署として位置付ける。

■「金融・デジタル事業本部」を新設し、「金融事業本部」を統合

急速なデジタル化への対応強化を目的に、お客さまとの接点におけるデジタル戦略を策定・推進する本部組織として「金融・デジタル事業本部」を設置する。

当該組織にデジタルと親和性の高い「金融事業本部」を統合する。配下に「デジタル戦略部」「金融統括部」「金融サービス部」を設置。

全社の財務・経理戦略を立案・推進する「財務経理本部」を「管理本部」に名称変更する。

部組織の変更では、「運営統括部」を新設して横串機能を強化する。

「ヘルスケア本部」にヘルスケア関連業務を集約すべく、「開発本部」から「ヘルスケア開発部」「ケアローソン推進部」を移管する。

「業務システム統括本部」配下では、中長期的なIT管理・導入計画を企画・立案する「システム企画部」を新設する。

システムとの関連性が高い「オープン・イノベーションセンター」を「経営戦略本部」から移管する。

「経営戦略本部」配下では、関係会社等を一元管理すべく、「法人FC・関連事業管理部」を新設する。

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