春闘(外食)/ゼンショー、餃子の王将、トリドールが妥結
2019年03月13日 15:40 / 経営
春闘の最初の集中回答日となる3月13日、外食関連企業でも春季労使交渉について妥結状況が発表された。
ゼンショーホールディングスは、正社員の月例給を1人平均で7200円(2.2%)引き上げた。内訳は定期昇給5900円(1.8%)、ベースアップ1300円(0.4%)。対象は1058人で平均年齢は33.9歳。
王将フードサービスは、UAゼンセン餃子の王将ユニオンと妥結し、嘱託、パートタイマーを除く全社員を対象に、給与を引き上げた。
要求内容は1人あたり、定期昇給7000円、賃金制度改定分2500円、合計9500円だったが、実績は定期昇給7634円(2.57%)、賃金制度改定分5043円(1.70%)、合計1万2677円(4.27%)で、要求内容を上回る内容で妥結した。
2014年度から3期連続のベースアップで、今年度はさらなる従業員のモチベーションの向上のため、組合の要求に対して増額回答したという。
また、UAゼンセンが同日発表した中闘速報によると、トリドール労働組合は正社員を対象に1人平均9294円(3.81%)の賃上げで妥結した。
内訳は賃金体系維持原資5716円(2.34%)、賃金引き上げ分3578円(1.47%)。賃金引上げ分の内訳はベースアップのみ。
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