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スギHD/ココカラファインとの経営統合でNo.1ヘルスケアカンパニー目指す

経営/2019年06月03日

スギホールディングスは6月1日、ココカラファインと経営統合に関する検討と協議を開始すると発表した。

ココカラファインは4月26日付で、マツモトキヨシホールディングスとの資本業務提携に関する検討と協議を開始すると発表していたが、スギHDは4月27日付でココカラファインに正式に経営統合の申し入れを行っていた。

4月30日に、ココカラファインはスギHDの申し入れを受領し、両社で話し合いをした結果、6月1日に経営統合に関する検討と協議を開始する旨の合意書を締結した。

<経営統合後のヘルスケア領域の事業イメージ>
経営統合後のヘルスケア領域の事業イメージ
主典:スギHD発表資料(以下同じ)

スギHDは、ココカラファインとの経営統合を進めることで、調剤を核とした予防・医療・介護事業領域を強化し、「No.1ヘルスケアカンパニー」を目指す。

両社が経営統合すると、総売上高は8890億円、総店舗数は2544店。調剤領域の売上高は1497億円、薬局1125薬局、薬剤師5016人、健康相談・保健指導などの予防領域を担う管理栄養士は609人、介護領域を担う訪問看護は15拠点、訪問介護は9拠点、看護師154人、ケアマネージャー86人の体制となる。

スギ薬局は2019年2月末現在、調剤併設型ドラッグストアを中心に関東・中部・関西エリアに1190店(うち調剤実施店舗833店)を展開している。

調剤事業では、年間860万枚を超える処方せん応需を行うとともに、447店において在宅調剤を実施しており、お客の健康維持・予防から介護・終末期のケアまでを一貫してサポートする「トータルヘルスケア戦略」の実現に向けたさまざまな施策に積極的に取り組んでいる。

ココカラファインは、「人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する」という経営理念の実現を目指し2013年3月末現在、日本全国に展開するドラッグストア・調剤薬局1354店舗(うち調剤薬局292店)と介護周辺事業との連携を図り、医療・介護に携わる多職種連携により地域における在宅医療・介護を一体的に提供する「地域におけるヘルスケアネットワークの構築」を社会的使命と位置づけ推進している。

スギHD広報部は、「ココカラファインとは、ドラッグストアとしての業態の親和性が高いだけでなく、介護領域を含んだヘルスケア領域を重視している点で、企業理念が一致しているため、経営統合の申し入れをした」と語る。

<スギ薬局とココカラファインの店舗網>

ココカラファインは、関東・関西エリアを中心にバランスの良い店舗網を構築している。一方で、スギHDは中部・関西エリアを中心にドミナント展開しており、これらの地域においてはトップシェアを誇っている。

両社は既存の店舗網が大きく競合せず、エリア補完性が非常に高いため、経営統合により高いシナジーを得ることができるという。

経営統合により設立される統合会社は、関東・中部・関西エリアを中心に店舗展開し、お客の健康維持・予防から、介護、終末期のケアに至るまで、地域医療に貢献するとともに、一人ひとりのお客ニーズに寄り添った商品・サービスを提供することで、「量的」・「質的」に No.1企業を目指す。

統合会社が持つ圧倒的な顧客基盤、ヘルスケアデータ、専門家(薬剤師、管理栄養士、ケアマネージャー、看護師等)等の経営資源をもとに、ヘルスケア領域における新たな事業領域の深耕を図ることもできるという。

今後、経営統合に関して両者間で集中的に協議を行うため、経営統合準備委員会を設置する。

スギHDとココカラファインは、7月31日を目途に、経営統合に関する基本的事項を定めた基本合意書を締結することを目指す。

スギHD広報部は、「今回、ココカラファインとは資本業務提携よりも踏み込んだ取り組みをすることを明確にするため、経営統合という表現を使用した。経営統合にはさまざまな形態があるため、ココカラファインとマツモトキヨシHDとの協議が、どう影響するかは不明だ」とコメントしている。

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