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東京、新宿、渋谷、新橋/「時差通勤・テレワーク」2月26日以降通行減

2020年03月13日 14:50 / 経営

技研商事インターナショナルは3月13日、KDDIと共同開発した地図情報システム「KDDI Location Analyzer」を用い、2月25日に政府より発表された「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」の一環となる「時差通勤」や「テレワーク」の推奨要請前後の都内4つのビジネス街の通行人口(20代以上)の変化を調査分析し、発表した。

<2月26日以降全世代で減少傾向>
2月26日以降全世代で減少傾向

スマートフォンのGPS位置情報ビッグデータを分析できる地図情報システムKDDI Location Analyzerを使い、東京駅、新宿駅、渋谷駅、新橋駅周辺を起点とする半径500mの各エリアの通行人口を、性別・世代別・時間帯別に分析した。

政府要請前の期間は2020年の「2月1日~25日までの平日」、政府要請後の期間は「2月26日~28日」(要請後①)と「3月2日~5日」(要請後②)と週を分けて設定。それぞれ3つの期間で「2019年2月平日」と比べどう変化したかを調査した(すべて1日の平均値に換算し比較)。

同調査によると、要請前の通行人口は、60代以上は既に減少傾向にあるが、若い世代は昨年対比で増加または横這い傾向だった。

政府要請のあった2月26日以降は、20代・30代でも減少し全世代で減少傾向になった。

全エリア・全世代の平均値を昨年と比べると、要請前で5.7%減、要請後①には19.1%減、要請後②には29.5%減と通行人口は全エリア・全世代で段階的な減少傾向が見られた。

各エリアとも通行人の数自体は減少するも、人が多くなる時間帯に大きな変化はなかったという。

サラリーマンの街と呼ばれる新橋は、要請前後での減少幅が他のエリアと比べ大きく出た。

朝の通勤ラッシュ帯(7時~9時)で見ると、7時に駅周辺を通行している人の割合が、8時、9時台と比べ全エリアとも増加傾向にあった。

夕方の通勤ラッシュ帯(17時~19時)の駅周辺は、全エリア共通の傾向は見られなかった。

■調査概要
集計方法:全人口推計値
データ収集期間:要請前(2020年2月1日~25日の平日)、要請後①(2020年2月26日~2月28日)          
要請後②(2020年3月2日~3月5日)、昨対2月(2019年2月平日)
時間帯:7時~23時台
通行人の条件:指定のエリアを徒歩で通行した20代以上の人のGPS位置情報データを計測

■問い合わせ先
技研商事インターナショナル株
東京支店  
担当:マーケティング部 市川(いちかわ)
住所:東京都新宿区新宿2-1-12 PMO新宿御苑前7階
TEL:03-5362-3955 
FAX:03-5362-3966
お問い合わせフォームhttps://www.giken.co.jp/contact/

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