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ワタミ/労基署指摘の未払い賃金で社員に謝罪

2020年09月29日 10:30 / 経営

ワタミは9月28日、高崎労働基準監督署から時間外労働に対する割増賃金の支払について9月15日付で、是正勧告を受けた旨の記事が掲載されたことを受けて、コメントを発表した。

同社によると、「該当社員の主張を真摯に受け止めて、該当社員に深く謝罪いたします。労働基準監督署に未払い賃金の内容についてご指示をいただきながら精査を行い、全面的に当該社員の主張を受け入れる所存です」という。

是正勧告を受け、時間外労働、深夜労働及び休日労働に対して割増賃金の不足分を労働基準監督署の指示に基づき過去に遡り再計算して支払う。

ワタミでは、労働時間管理の厳正化のため、全社員の勤務管理システムへの勤務時間の登録を義務化している。

今後は、勤務管理者が従前以上に職場の状況を把握し、事前に時間外労働に関する残業と休日出勤申請の厳格化を行うなど、管理者と被管理者のコミュニケーションを通じて勤務管理を適切に実施できる体制を再構築する。

また、緊急の「ワタミの宅食」全国所長会議を実施し、現場の声に一層耳を傾け、再発防止を徹底する。

今回の是正勧告を重大に受け止め、経営責任を明確にするため、代表取締役会長兼グループCEOについては月額報酬50%の減俸を6カ月間、代表取締役社長兼COOの月額報酬30%の減俸を6カ月間とする。

あわせて、労働基準法を始めとする法令等を遵守するとともに、労働時間管理の厳正化を図るべく徹底した取り組みを行うという。

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