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湖池屋/埼玉県加須市と熊本県益城町に新工場を2021年に開業

2020年11月25日 15:20 / 経営

湖池屋は11月25日、2021年1月に埼玉県加須市に関東第三工場、2021年7月には熊本県益城町に九州阿蘇工場を開業すると発表した。

<関東第三工場>

関東第三工場は、埼玉県加須市にある関東工場の敷地内に建設する。建設費は約25億円。新市場創造型の商品生み出す工場として位置付け、主に新製品の製造を行う。2021年1月からの本格稼働を計画している。

九州阿蘇工場は、湖池屋では初の九州の工場になる。主にポテトチップス製品を生産。生産能力は年間で50億円を目指す。一方、詳しい所在地や敷地面積、延べ床面積、建設費などは現段階では非公開としている。

設立目的は、エリア間での商品の物流コスト削減。これまで西日本への商品供給では、同社の西日本での唯一の製造拠点である京都工場だけでまかなえておらず、関東工場からも商品を供給していた。新工場によって、そのコストを大幅に削減できるとしている。

新工場の開業に伴い、湖池屋では、九州でのじゃがいもの産地拡大や県との共同開発、九州各地の食材を用いた商品開発、九州での雇用拡大にも取り組む。

佐藤章社長は、11月25日の発表会で「じゃがいもの生産では熊本だけではなく、宮崎、鹿児島、佐賀、大分、長崎など九州での連合を組んでいきたい。また雇用では毎年30人くらいを複数年にわたって採用していく」と述べた。

■関東第三工場の概要
所在地:埼玉県加須市下高柳1960-4
敷地面積:約5792m2
建築面積:約2610m2
延床面積:約3069m2

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