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アサヒ/総合酒類提案のリーディングカンパニーを目指す

2016年01月06日 18:26 / 経営

アサヒビールは1月6日、2016年の事業方針とスローガン「No.1ブランドの育成、創出を通じて“総合酒類提案のリーディングカンパニー”を目指す!」を発表した。

2016年の国内市場は、雇用環境の好転や実質賃金の上昇に伴う明るい兆しが見えるものの、先行き不透明な世界経済の先行きや原材料価格の上昇に伴う物価高などもあり、顧客の「商品選択眼」がより一層厳しくなっていくものと推察している。

2016年の販売目標(ビール類)は、ビール計1億850万ケース(前年比2.3%増)、発泡酒計1350万ケース(14.6%減)、新ジャンル計3950万ケース(1.3%増)、合計1億6150万ケース(0.4%増)。

ビール類事業は、ビールメーカー唯一の「東京2020ゴールドパートナー(ビール&ワイン)」として、「スーパードライで、ともに乾杯!」、「最高のおもてなしを実践」といった、2つのマーケティングテーマに沿って、様々な活動を2020年に向けて実施していく。

また、季節に合わせたスペシャルパッケージの発売を本年も継続するとともに、「鮮度」「辛口」といった「スーパードライ」の持つ特長を実感できる取り組みにも着手する。

3月23日には、究極のコクとキレに加え糖質50%オフを実現した「アサヒ ザ・ドリーム」を発売。同社の醸造技術の粋を集めた新商品として、ビール市場活性化を目指す。

「新ジャンル」については、主力商品である「クリアアサヒ」ブランドを中心に強化。

「クリアアサヒ」、「クリアアサヒ プライムリッチ」、「クリアアサヒ 糖質0」それぞれの中身とパッケージを2016年1月製造分より順次クオリティアップする。

また、「プリン体最少化技術」を採用し、プリン体0、糖質0を実現した「アサヒ オフ」は、4月下旬製造分より、原材料を一部見直すなどのクオリティアップを実施する。

「発泡酒」では、「アサヒスタイルフリー」を中心に、食と連動した積極的な広告・販促活動を行う。

ビール類以外の酒類は、「洋酒」では、発売60周年を迎える「ブラックニッカ」を中心としたニッカブランドのさらなるユーザー拡大とともに、家庭用・業務用の両市場で幅広い飲用シーンを提案する。

昨年1月から本格展開を開始した「ブラックニッカ フリージングハイボール」の取り扱い拡大を推進し、累計設置店数1万店の達成を目指す。

また、輸入洋酒についてはブラウン・フォーマン社のロングセラーブランド「ジャック ダニエル」を中心に訴求。今年「ジャック ダニエル 蒸溜所」が創業150周年を迎えることに連動して、商品の持つ本格感やこだわりを訴求した様々な販促活動を展開していく。

「ワイン」では、チリワイン市場売上No.1「サンタ・ヘレナ アルパカ」を中心としたデイリーワインの強化を継続する。

「ルイ・ラトゥール」「ミッシェル・リンチ」といったファインワインブランドのさらなる拡販を通じて売上拡大を目指す。

また、国産ワインでは主力の「サントネージュ リラ」ブランドを中心に販促を展開。昨年グループ入りしたエノテカとの協業を進め、ワイン事業全体を強化する。

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