花王、理化学研究所/理研BSI-花王連携センター開設
2016年05月31日 12:30 / 経営
理化学研究所と花王は5月31日、4月1日に理研脳科学総合研究センター(理研BSI)内に「理研BSI-花王連携センター」を開設した、と発表した。
同連携センターの理念は、理研BSIが持つ神経生理学・発生工学・イメージング技術・神経行動学に関する世界最先端の知見と、花王が持つ化学・分子生物学・生化学・細胞生物学技術を融合させることにより、「感性の脳科学」の解明を目指し、相互の利益のみならず、社会に共に貢献する。
直近の目標に限らず双方の知識共有・意見交換を広く活発に行ない、互いの持てる潜在的な知識・技術の融合を十分に発揮できる体制を構築して、イノベーティブな成果の創出を図っていく。
業務内容として、「感性認知研究」、「感性情動研究」に注力する。
感性認知研究は、末梢感覚器で受容された感覚情報がどのように脳へと伝達され、処理され、認知されて、意思決定へと至るのか、その神経回路メカニズムを探求する。
感性情動研究は、多様な感覚入力によって誘起される快・不快の情動・行動発現機構、感覚刺激と報酬・罰との連合学習によって獲得される情動記憶の神経回路メカニズムを研究する。
■理研BSI-花王連携センター 概要
連携センター長:岡本 仁(理研脳科学総合研究センター副センター長)
所在地:理研脳科学総合研究センター(埼玉県和光市広沢2-1)内
開設期間:2016年4月1日から2021年3月31日までを予定
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