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味の素/障がい者雇用に特化した新会社を設立

2016年11月04日 13:10 / 経営

味の素は11月4日、障がい者の活躍の場の拡大を目指し、障がい者雇用に特化した味の素みらいを設立した、と発表した。

同社の京浜地区にある事業所の清掃やオフィス関連サポート業務を主な事業とし、2017年4月1日より業務を開始する。

なお、味の素みらいは2017年度に障害者雇用促進法に定める特例子会社の認定を申請する予定。

同法の定める特例子会社とは、障がい者の雇用を促進する目的で設立された子会社。事業者が障がい者のために特別に配慮した子会社を設立し、一定の要件を満たした上で厚生労働大臣の認可を受ければ、その子会社の障がい者雇用数を親会社および企業グループ全体の雇用分として合算することが認められている。

今後、同社は味の素みらいを通じて身体障がい者に加え、知的障がい者の雇用を拡大し、安定的かつ継続的に障がい者雇用を進める。また、能力開発視点に立ち活躍の場を積極的に拡大し、障がい者が働きやすく、社会や会社への貢献を実感できる働きがいある会社を目指す。

味の素みらいには同が90%、味の素コミュニケーションズが10%出資している。味の素みらいは、当初、8名程度の知的障がい者を採用し、味の素グループ企業の事業所の清掃やオフィス関連サポート業務を行う予定。2023年には約20名の障がい者雇用を目指している。

■味の素みらい 概要
所在地:東京都港区高輪3-13-65 味の素グループ高輪研修センター内
設立時期:2016年11月4日
代表者:社長・吉宮由真
資本金:2000万円
従業員数:12名(予定)
事業内容:建物・工場敷地の清掃業務、オフィス関連サポート業務(資料セット、データ入力など)

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