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日清食品HD/三菱商事系食品卸売会社の株式51%取得、香港事業を強化

2017年03月15日 13:40 / 経営

日清食品ホールディングスの子会社である日清食品有限公司は3月15日、三菱商事の子会社である卸売会社MC Marketing&Sales(Hong Kong)Limited (以下MCMS) の発行済株式総数の51%を三菱商事より取得した。

日清食品HDグループは、海外展開を重要な成長戦略のひとつと位置付けており、現在は世界19か国に事業拠点を構え、80か国以上で製品を販売している。香港においては、香港日清が高いシェアを持つ「出前一丁」や「合味道」(Cup Noodles) ブランドのインスタントラーメンや菓子など食品の製造・販売を行っている。

このような状況の中、香港の事業基盤のさらなる強化と拡大を図るため、香港・マカオ市場で幅広く食品卸売事業を展開しているMCMSの株式取得に至った。

今後は、MCMSがこれまで培ってきた流通各社との関係を活かし、販路の拡大や営業体制の強化を図る。また、提携によるスケールメリットやコストダウンなどシナジー効果の早期実現により、香港・マカオにおける食品事業を加速し、海外事業を強化していく。

発行済株式総数の49%は三菱商事が保有する。

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