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オイシックス・ラ・大地/エー・ピーホールディングスと資本業務提携

2021年02月12日 13:50 / 経営

オイシックス・ラ・大地は2月10日、エー・ピーホールディングス(以下:APHD)と資本業務提携を締結した。

3月31日付にて、APHD傘下であったセブンワーク(以下:SW)の株式51%を取得し、連結子会社化することを予定している。連結子会社化と同時にSWは社名を「豊洲漁商産直市場」へ変更を予定している。

<資本業務提携・子会社化のスキーム>
資本業務提携・子会社化のスキーム

オイシックス・ラ・大地は2020年4月、新型コロナウイルス感染拡大により飲食店の営業自粛の影響を受けた外食業の食材を取り扱う「Oisix」の支援販売企画「おうちレストラン」をスタート。APHDの「塚田農場」「四十八漁場」の食材も同サイトにて販売してきた。

また、APHD傘下のSWは、主に外食産業への水産品の卸販売を行っており、買参権による豊洲市場などでの市場買付に加え、全国各地の漁場から直接買付けることにより、中間流通を通さず鮮度の高い状態で提供できる独自の流通網を強みとしている。

このような状況の下、同社とAPHDは、2020年10月よりコロナ禍における食領域での連携について協議の機会を得て、資本業務提携の可能性について検討。その結果、食を通じてより良い社会へのさらなる貢献に資するために、APHDの第三者割当増資の一部を引き受け提携を強化。SWを子会社化することを決定した。

3社の持つそれぞれのアセットを活用し、「水産品カテゴリの品揃え」「付加価値の高い商品拡充」「仕入原価削減」「食材の共同調達」「製造・加工工場の共同利用による原価削減」「Oisixおうちレストランでの協業強化」などの取り組みを実施していく。

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