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デカトロン/卸販売、ポップアップ、ショップインショップ事業開始

2021年05月26日 13:50 / 経営

フランスのスポーツブランド DECATHLON(デカトロン)を展開するデカトロンジャパンは5月26日、販路とタッチポイントの拡大のため、自社店舗・オンラインサイトでの販売に加え、パートナー企業への卸販売、ポップアップやショップ・イン・ショップなどの新たな出店形態を展開すると発表した。

<デカトロンの商品の一例>
デカトロンの商品の一例

同社によると、「コロナ禍で生活様式が変わり健康志向が高まる中、『より多くの方々にもっとスポーツを(We make sports accessible for the many)』の企業理念を実現するため、自社販売網だけではなく他社と協業することで、より多くの人々に自社ブランド製品を届けたいと考え、2020年7月からナチュラム、同年秋から西友、ノース・モール、AMR Japan(エーエムアールジャパン)、ビーチスポーツマートと提携し販売を開始した」という。

また、卸販売以外にもポップアップやショップ-イン-ショップなどの新たな出店形態での展開も推進する。

<提携した企業>
提携した企業

デカトロンは1976年にフランス・リールで創業し、80種類の自社ブランドを展開する。スポーツ・アウトドアを愛する約10万人の社員、デザイナー、エンジニアが、9拠点の研究開発施設と世界60カ国で展開する1700店舗で「より健康に、より環境にやさしく」を目指し、スポーツ・アウトドア製品を販売している。

日本では、2015年に自社オンラインストア Decathlon.co.jp 、2019年3月に兵庫県西宮市に日本1号店、2020年5月には千葉県千葉市幕張地区に首都圏初店舗となる2号店をオープンした。

<デカトロンが出店したイオン幕張店>
デカトロンが出店したイオン幕張店

企画・デザインから製造、物流、販売まで自社で一貫して行っており、高い機能性と美しくシンプルなデザインを兼ね備えながらも価格以上の価値を届けるビジネスモデルが特徴。日本でも開店以来、キャンプ用品の「Quechua(ケシュア)」、フィットネス用品の「Domyos(ドミオス)」、サイクリング用品の「Btwin(ビトウィン)」、キックスクーターの「Oxelo(オクセロ)」などが好評だという。

また、スポーツ・アウトドアのフィールドが持続することを重視し、2026年までに全製品を生態系と環境への負荷を低減したエコデザインに切り替えることを目指している。

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