デカトロン/イオン幕張に首都圏初出店「おうちキャンプ・筋トレ」対応
2020年07月02日 16:20 / 店舗レポート
デカトロンジャパンは7月2日、イオン幕張店(千葉県美浜区)1階の「デカトロン幕張店」を報道陣に公開した。
同店は5月22日オープン。2019年3月兵庫県西宮市の「阪急西宮ガーデンズ」に出店した日本1号店に続き、首都圏初進出となる。
「デカトロン」は、世界61カ国に約1700店舗を展開するスポーツブランド。スポーツごとにオリジナルブランドを持ち、100種以上のスポーツをカバーしている。2019年のグループ売上高は約1兆5000億円だった。日本では1993年大阪に素材調達オフィスを設立、2015年公式オンラインストアをスタートさせ、市場の反応を見ながら慎重に出店を検討していた。
コスト管理と効率を徹底した商品の自社開発、物流最適化、プロチームのスポンサーシップを実施しないなどの経営方針で、高品質かつ低価格の商品を販売。店内は、スポーツ愛好家のスタッフによる活気あふれる接客、商品を実際に試せるコーナーの設置でリアル店舗ならではの楽しさを提供している。
<製造時間をカットした効率的な製法で390円を実現したバックパック>
デカトロンジャパンのエリック・ギナール社長は、「当社は、お客様がスポーツにチャレンジしやすいよう、使いやすく低価格な商品を提供。スポーツを愛する社員がお客様とスポーツへの情熱をシェアしているのも特長となっている。東京はスポーツ市場の規模が世界2位、大阪・神戸は7位とスポーツ人口が多い。革新的でリーズナブルな商品で新しいスポーツとの出会いを楽しんでほしい」と説明した。
「幕張店」では、約2500m2の店内にキャンプ、ハイキング、フィットネス、サイクリング、ランニング、ウォータースポーツなど約40種以上のスポーツを初級・中級・上級と幅広くカバー。4000モデル・1万3000点以上の商品がそろう。
同社広報によると、「西宮店では売場の3~4割を占めるキャンプブランド『ケシュア』は、2015年同社がECを先行オープンした時から人気。2011年より他社のECで販売していたこともあり、知名度も高い。阪急西宮ガーデンズの休業で店舗が運営できなかった時も、ECでは『おうちキャンプ』需要からキャンプ用品が好調だった。『おうち筋トレ』のためのマット、トレーニング器具も堅調に推移している」としている。
■ロングセラーテントは「おうちキャンプ」にも
ロングセラーの初めてのキャンプ向け2人用テント「ケシュアMH100」(税込4990円)、2分で設置できる人気のテント「2second EASY」(1万7900円)などキャンプ用品が充実。ハイキング用クッキングセットも7490円で購入できる。
新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛が広がる中、家のでの筋トレグッズの需要が高まった。
同社ではトレーニング用のプッシュアップローラー(2490円)、390円からそろう豊富なマット類がECで好調に推移したという。
■キッズ向けキックボード、自転車も豊富にそろう
スポーツを家族で楽しめるよう、子ども向けの製品も数多くラインアップした。
子どもの成長に合わせ、買い替えることが多いキックボードは3490円から用意している。売場にはコースを設け、試乗もできる。
自転車もバランスバイクから、変速機がついて2万円以内で購入できるジュニア用自転車まで展開している。
■夏に向けシュノーケリングマスク、トレイルランなど上級者向けも
マリンスポーツの需要の高まる夏に向け、毎年人気の「シュノーケリングマスク」(4090円)は、吐く息と吸う息の通り道が違い曇りにくく、水の入りにくい設計となっている。
デカトロンの商品は、初級、ファミリー向けから、中級、上級と顧客ニーズに対応して幅広いラインアップが特長。上級者向けのトレイルランニングバッグ「ULTRA 15リットル」(8790円)から、カジュアルな普段着にも合わせられるメンズのスリッポン「PW160」(3790円)まで用意している。
■デカトロン幕張店
所在地:千葉県千葉市美浜区ひび野1-3 イオン幕張店1階
営業時間:10時~21時(休業日はイオン幕張店に準ずる)
売場面積:約2500m2
オンラインストア:https://www.decathlon.co.jp/
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。