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シェーキーズ/食品ロス削減でフードシェアリング「TABETE」を13店舗に導入

2022年02月02日 11:40 / 経営

コークッキングは2月2日、売れ残った食品情報を掲載して食品ロス削減につなげるフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」が、ロイヤルフードサービスが運営するピザチェーン「シェーキーズ」の13店舗に導入されたと発表した。

<シェーキーズがTABETEを導入>

タベテは、中食や飲食店舗で、閉店までに売り切るのが難しく、おいしく安全に食べられるのに廃棄となる料理などを、ユーザーとマッチングするサービス。

<TABETEの画面と利用イメージ>

飲食店や小売店が廃棄される食品を出品すれば、即座にタベテのアプリに掲載され、ユーザーが購入すると店に通知が届く仕組み。購入したユーザーはアプリ上でクレジットカード決済を済ませてから店に引き取りに行く。店は、購入者が来店したら、アプリの画面を確認して商品を渡せば食品の「レスキュー」が完了する。2月現在で、掲載店舗は約2000店、約49万人のユーザーが登録する。

<シェーキーズの店舗(左)と提供するビザ(イメージ)>

シェーキーズは、タベテに「シェーキーズ ピザ・ポテトの詰め合わせ」(200~600円)などを出品する。「詰め合わせ」は、テークアウトやデリバリーで販売できなかったピザやオリジナルのフライドポテトなどの商品を詰めたメニューになる。

シェーキーズの店では、食品ロス削減に取り組む一方で、テークアウトやデリバリーでオーダーミスなどから販売できない商品が出たり、ラストオーダー時間近くに焼き上げたピザをバイキングに並べることができない状況が発生したりしていた。

こうした商品は、今までは廃棄していたが、何らかの形で少しでも多くの人に食べてもらいたいと考え、サービスを利用することにしたという。2021年11月にシェーキーズ渋谷店とシェーキーズ横浜西口店で先行導入し、2021年12月には直営店の11店舗に追加導入した。

ロイヤルフードサービスでは、これまで「Standard Coffee」「ピンクベリー」「カフェクロワッサン」「ミセスエリザベスマフィン」を含む7店舗でタベテを利用し、食品ロス削減に取り組んでおり、その成果をみて、新たにシェーキーズでの導入を決めたとしている。

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