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ヨドバシHD/アジャイル開発のシステム会社に出資、EC・店舗のサービス強化

2022年05月31日 16:00 / 経営

事業会社におけるソフトウエア開発の内製化支援、アジャイル開発/DX推進を行っているクリエーションラインは5月31日、ヨドバシホールディングスからの第三者割当増資による出資(総額1億5000万円)を受け資本業務提携すると発表した。

<2社の提携でEC・店舗のサービス強化>
2社の提携でEC・店舗のサービス強化

クリエーションラインは、日本ではまだ少ないオープンソースおよびアジャイル開発を用いた技術開発を得意とし、多くの導入実績を持つ。多様な業界のリーディングカンパニーと混成チームを組み、ソフトウエア開発を実践。2018年にはデンソーからも資本業務提携を受け、コネクティッド関連事業への参画、その周辺領域における新たなプロダクト・サービスの開発を進めている。

今回のヨドバシHDとの資本業務提携では、クリエーションラインが持つ技術ノウハウや新規事業アイデアと、ヨドバシカメラとヨドバシHDが持つ経営資産と実績が融合することで、「小売業(Retail Business)」という大きな市場にイノベーションを起こすプロダクトやサービスの開発を進めていくとともに、ヨドバシカメラのIT戦略への貢献を目指す。

具体的には、新規サービス開発、アプリケーション開発エグゼキューションセンターの共同運営、内製化支援とソフトウエアエンジニア育成、クラウドおよびオープンソースソフトウエア技術の導入を推進する。

ヨドバシカメラの藤沢和則代表取締役は、「EC戦略をさらに押し進めるためには、新しいオープンソースやクラウドの技術等を使ったアーキテクチャを活用する必要がありますが、そのためには技術を使いこなせる人材と、実際に開発手法を実行できるチームという二つが必要となります。この二つを兼ね備えているものがクリエーションラインであり、新しいサービス開発を進める上での最後の一コマが埋まったという感覚を持っています」とコメントしている。

また、ヨドバシ・ドット・コムはもちろんリアル店舗のサービスをより高めていくための新たなシステムの開発において、今回のパートナーシップを生かしたいという(藤沢氏)。

■クリエーションライン会社概要
設立:2006年1月
従業員数:250人(2022年3月現在)
本社所在地:東京都千代田区神田佐久間町3-6 M’s WORKS BLDG 2・3階
代表取締役社長:安田 忠弘
事業内容:アジャイル開発支援サービス事業、ソリューション事業、トレーニング事業
https://www.creationline.com/

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