流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





キリン/独自素材「プラズマ乳酸菌」配合食品38商品に拡大、免疫ケア促進

2022年10月05日 11:30 / 経営

キリンホールディングスは10月5日、独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合した免疫機能の機能性表示食品を、キリングループ合計27商品、外部パートナー企業6社11商品の合計38商品にラインアップを拡大すると発表した。

キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」のもと、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」ことを目指している。その実現に向けて、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス事業」の育成を進めている。2020年11月には、日本初の免疫機能の機能性表示食品「iMUSE」シリーズを発売し、「プラズマ乳酸菌」の働きで健康な人の免疫機能の維持をサポートする商品を展開。関連商品の2022年1~6月の販売実績は前年比約5割増と拡大した。

同グループは、キリンの「iMUSE(イミューズ)」ブランドから、免疫と良眠のダブルケアサプリメント「キリン iMUSE 免疫ケア・良眠プラス」を10月18日、免疫と内臓脂肪のダブルケアサプリメント「キリン iMUSE 免疫ケア・内臓脂肪ダウン」を11月1日に発売する。キリンビバレッジでは、「キリン 生茶 免疫ケア」の商品名とパッケージデザインを刷新して10月11日、「キリン iMUSE レモン」「キリン iMUSE ヨーグルトテイスト」も新パッケージで11月22日に販売する。小岩井乳業からは、9月27日に「小岩井 iMUSE ヨーグルト低脂肪 400g」も発売した。

外部パートナー企業とは、新たに製薬メーカー2社と連携を開始。大正製薬は「ヴイックスのど飴󠄀Premium プラズマ乳酸菌」「免疫ケア」「免疫機能サポート」を10月3日から12日にかけて、全国のドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ならびに大正製薬ダイレクト(通信販売)などで順次発売。ノエビアグループの常盤薬品工業は、機能性表示食品「プラズマ乳酸菌 おいしい青汁」を12月1日から配置薬の販売網で新たに展開する。

さらに9月には日本コカ・コーラとも合意。今後同社による製品の企画・開発が進むなど、プラズマ乳酸菌を通じた「免疫ケア」習慣化の社会的意義に多くの企業が賛同し、展開が広がっている。

<健康食品の訴求内容別市場推移>

社会や生活者を取り巻くさまざまな環境変化を背景に、体調管理に対する意識は高まっており、中でも免疫対策市場は高い伸びを示している。健康食品(サプリメント・食品・飲料)調査では、2013~2021年の市場全体の年平均成長率2.6%に対し、「免疫対策」は5.4%と高水準を維持。今後も継続的な成長が期待される。

<自社調査による円グラフ>

自社調査では、キリンユーザーの約85%が「免疫」は健康のために必要だという意識を持っていることが分かったが、一方で、免疫ケア習慣(免疫のための食品・飲料・サプリメントなどを摂取する習慣)がある人は約11%に留まっている。同社は、健康の土台である免疫ケアの習慣化を進めるために、免疫ケアの必要性を啓発するとともに、外部パートナー企業とともに、「プラズマ乳酸菌」をさまざまなライフスタイルに合わせて購入・摂取できる環境を実現していく。

■関連記事
キリン/独自素材「プラズマ乳酸菌」をコカ・コーラに提供合意

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧