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サンドラッグほか/東京都青梅市でドローン配送の実証実験

2023年01月10日 17:45 / 経営

佐川急便、イームズロボティクス、一般財団法人日本気象協会、サンドラッグは1月11日~2月10日まで、サンドラッグの商品(日用品、市販医薬品、食品など)をドローンで店舗から指定場所までダイレクトに配送を行う実証実験を、東京都青梅市で行う。

<使用するドローン「LAB6150」(イームズロボティクス製)>

昨年12月5日の改正航空法の施行によって解禁された「レベル4飛行」を見据えたもの。実証実験に合わせて1月26日、地域の小学校で児童と地域住民を対象としたドローン物流に関する教室の開催を予定している。

4者は東京都が実施する「都内におけるドローン物流サービスの社会実装を目指すプロジェクト」の選定を受け、山間地域の生活利便性向上および持続可能な配送スキーム構築を目指して協議を重ね、ドローン配送プロジェクトを共同で進めてきた。

近年、人口減少の山間地域などで、物流業界の将来的な人手不足が懸念されており、現状の輸送手段だけではサービスの品質維持が困難となることが想定されている。加えて、災害時には道路が寸断されるなど、陸上輸送が困難になる。あわせて、小売業界では、買い物弱者に商品・サービスの提供を維持していくために、商品の宅配サービスや移動販売、顧客送迎サービスなどの持続可能な販売チャネルを拡大することが重要とされている。

同プロジェクトでは、これらの課題を解決し、住民の生活利便性の維持向上を目的に、新たな輸送手段として、安全で効率的なドローンによる配送スキームを確立すべく実証実験を実施する。期間中の協力者にアンケートを行い、利用実績や利用者の要望をもとに実用化に向けた取り組みを推進していく。

<飛行ルート図>

実験の概要について、まず地域住民などから、サンドラッグのWebページ、または電話で注文を受けた商品を、ドローンを活用し、青梅市の二俣尾2丁目運動広場から御岳運動広場までの4.8キロ区間を配送する。期間中、午前11時頃から午後4時頃まで、1日最大5往復予定。サンドラッグの専用Webページに運行状況を掲載する。

実証実験の結果については、HPなどで公表する。4者は、今後もレベル4飛行実現に向けて技術開発を進め、山間地域でドローンによる商品のダイレクト配送サービスを2025年度中の社会実装に向けて取り組んでいく。

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