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バローグループ/包材・雑貨販売の昭和フイルムを買収

2023年03月22日 12:00 / 経営

バローホールディングスは3月22日、子会社の中部流通が昭和フイルム(大阪市中央区)の全株式を取得したと発表した。

バロー

買収価格は、取得相手先との守秘義務契約により非開示としている。株式譲渡日は、4月12日を予定している。

中部流通は、1973年の創業、スーパーマーケット バローの包装資材、消耗資材、食品・雑貨品を扱う商社。また、Web受発注システム「なんでも消耗品.com」により、煩雑な発注作業の解消、営業コストの削減、調達業務の見える化により適切な仕入管理を支援している。

昭和フイルムは合成樹脂の原料と製品、インテリア商品の販売を主としている。合成樹脂製品は主に包装用や食品用のフィルムから、住宅部材用などのフィルム、顧客のニーズに合わせた加工品と幅広く商材を扱っており、インテリア商品は食卓用・キッチン用などの室内装飾品をはじめ生活に密着した雑貨品などをニーズに合わせて開発している。2022年3月期の売上高は64億1400万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億8800万円、純利益1億1900万円。

バローグループのスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターのプライベートブランド(以下:PB)商品などのパッケージを企画、デザイン、軟包装フィルムの供給を手掛ける中部流通社との親和性の高さからシナジーを期待。サプライチェーンの主要プレイヤーを子会社化することにより、SCMの可視化や中間流通における在庫の適切な管理を見込む。

また、PBをはじめとして、ID-POSデータと販売予測 、製造計画といったデータ連係・蓄積を進め、商品開発スピード、安定供給、納期の短縮を期待しているという。

なお、昭和フイルムは包材製造子会社ユニードパック(香川県)を保有しており、同社も連結対象となる。

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