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住友商事/サミット・トモズのID統合へ

2023年04月21日 15:10 / 経営

住友商事グループは4月20日、リテイル戦略として、サミットとトモズのID統合を図ると発表した。

同日行われたサミットの方針説明会で、竹野浩樹会長 兼 住友商事執行役員ライフスタイル事業本部長が明らかにしたもの。

<数年かけてリテイルメディア構築と竹野会長>
数年かけてリテイルメディア構築と竹野会長

竹野会長は「今年サミットは60周年を迎える。100年企業となるには、社会の変化に対応した業態転換が必要で、今後10年が重要な期間だ。住友商事グループとして新規出店、改装、DXなどサミットの成長戦略を支援していく。新しい小売ビジネスの創造には、スーパー、ドラッグストアの店頭で得られるデータ活用がカギとなる。サミット・トモズからは、生活者の最大の関心である食、健康のデータが得られる。両社の個人情報を統合し、サミットアプリなどから得られるデータを利活用したリテイルメディアにチャレンジする。データの量も必要なので、スーパー、ドラッグストア、調剤薬局のM&Aも検討する」と説明している。

また、「住友商事グループとして、首都圏にサミット・トモズ・マミーマート計約700店舗、会員約600万人を保有している。会員数から約600万世帯と想定し、東京の1/3世帯を抑えていることにある。この店舗網をメディア化していく。地域、顧客、社会とつながり、新しいサービスを創造することが、サステナブルな成長につながると考えている。今の時代はモノを売るだけではだめで、モノと情報がそろい、顧客に共感してもらえるビジネスではないとだめだ。顧客とデジタル、心でつながるため、リテイルメディアは数年かけて構築していく」としている。

<700店舗、会員600万人の情報をメディア化>
700店舗、会員600万人の情報をメディア化

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