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三越伊勢丹HD/「三越伊勢丹グループ 企業理念」制定

2023年05月01日 12:35 / 経営

三越伊勢丹ホールディングスは5月1日、グループ企業理念の再整理を行い、新たな「三越伊勢丹グループ 企業理念」を制定したと発表した。

<三越伊勢丹グループ 企業理念>
三越伊勢丹グループ 企業理念

同社によると、ミッション「こころ動かす、ひとの力で。」 には、「”私たち一人一人”の力で、”私たちのステークホルダー“の皆さまの心を動かします」という意味を込めた。

三越伊勢丹グループは、三越、伊勢丹、岩田屋、丸井今井の4つののれんをもち、それぞれ挑戦の歴史を繰り返しながら社会とともに成長し、国内外の百貨店事業を中心に様々な事業を通じて新たな価値を提供し続けてきた。

2021年に発表した中期経営計画において、目指す姿を「お客さまの暮らしを豊かにする、“特別な”百貨店を中核とした小売グループ」と設定。この「私たちが目指す姿(ビジョン)」の実現に向かっていくために、「私たちの存在意義(ミッション)」と「私たちが大切にする思考と行動(バリューズ)」を明確化し、グループ全従業員が改めて自分自身の働く目的や会社の存在意義について、もっと考える必要があるのではないか、という想いから、企業理念体系の再整理を行った。「三越伊勢丹グループ 企業理念」の下、グループ一丸となり、ステークホルダーの皆さまとの継続的な対話を進めながら「私たちが目指す姿」の実現を推進する。

「三越伊勢丹グループ 企業理念」の再整理にあたっては、三越伊勢丹、地域事業会社・関係会社を含めたグループ全従業員約1万4000人による、仕事のなかでの「自身のやりがい」、「大切にしていること」、「三越伊勢丹グループの存在意義」についてのアンケートを実施。合わせて、グループで約1600回を超える対話会を行い、一人一人が想いを語り合うことで進めた。

また、一人一人が自分自身のこと、三越伊勢丹グループのことについて、改めて考えるためのきっかけとして、全従業員アンケートを実施。過去・現在から、未来に向けて自分の想いをストーリー化できるように、なぜ三越伊勢丹グループで働くのか、働くうえで何を大切にしているのか、そして三越伊勢丹グループにどうあって欲しいのかを設問とした。その結果、グループ全従業員約1万4000人の熱い想いが込められた回答から、所属している会社や年齢に関わらず、私たちが大切にしている想いは一緒であることが見えてきた。

さらに、会社・部門・所属を越えた対話会、グループ外出向者との対話会、経営陣と従業員の対話会など、普段の業務では交わらない社内の仲間とも対話を重ねたほか、経営陣同士の対話会も行い、双方の議論を積み重ねながら、経営陣によるワークショップへと接合させた。

そのほか、再整理のプロセスにおける中核として、地域事業会社・関係会社の社長を含めた経営陣28人が、複数回のワークショップを実施した。参加した経営陣は、従業員からのアンケート内容や従業員との対話会で上がった声を基に、グループ全員で「私たちの共通の想い」を見つけ出した。

今回、ホームページ上で今回の再整理のプロセスを紹介しているほか、「三越伊勢丹グループ 企業理念」を通して、三越伊勢丹グループがどのような姿を目指していくのかを表したイメージムービーを制作した。この映像を通して、私たちのミッションである「こころ動かす、ひとの力で。」にかける想いを伝えていくという。

■「三越伊勢丹グループ 企業理念」ホームページ
https://www.imhds.co.jp/ja/company/philosophy.html

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