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アマゾン/品川区に日本初の仕分け拠点を開設

2023年09月13日 15:18 / 経営

アマゾンは9月13日、東京都品川区に日本初の仕分け拠点「ソートセンター」を開設したと発表した。

<ソートセンター>
ソートセンター

ソートセンターは、商品の保管、ピッキング、梱包(こんぽう)を行うフルフィルメントセンターと、顧客への配送を行うデリバリーステーションをつなぐ、アマゾンの配送網の中間に位置する拠点となる。

東京国際空港(羽田空港)から約3.5km、東京港「東京国際コンテナターミナル」から約1.5kmに位置している。東京貨物ターミナル駅、首都高速のインターチェンジにも隣接し、陸上、海上、航空のアクセスに優れている。

新たに約1000人の働く機会を創出する予定で、仕分け作業や拠点の安全、品質・生産管理者など多様な職種が含まれるという。

先端物流設備を導入しており、大規模な仕分け能力を有している。さまざまな形状の梱包された商品の仕分けに対応したオートソーターを導入し、自動化への投資により仕分けプロセスの効率化を実現。2フロアで延べ床面積は計約2万8000m2(テニスコート100面相当以上の広さ)、主に関東・北信越地方、北海道・沖縄に向けた幹線輸送の拠点として、1日に最大約75万個の商品を仕分けられる。

フルフィルメントセンターから配送方面が混載状態で出荷された商品を、ソートセンターで配送方面ごとに仕分けを行い、デリバリーステーションへ発送することで、トラックなどの積載効率が向上。より多くの商品を、効率的に配送することが可能となる。

また、積載率を高めることで配送拠点へ商品を運ぶトラックの台数を削減し、総輸送距離の短縮にも寄与したい考え。

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