セブン&アイ/7iDを軸とした小売・金融一体戦略で新サービス
2023年10月31日 16:30 / 経営
セブン&アイ・ホールディングスは10月31日、顧客データ7iDを軸とした小売・金融一体戦略で、新サービスを開始することを明らかにした。
7iD連携とモバイル化を強化する施策として、キャッシュレス決済の主力として、7iD・モバイルベースの新クレジットカードを開発する。
新クレジットカードでは、会員限定特典クーポンの配信やnanacoと同様にタッチ決済に対応することも想定している。
金融関連事業統括の小林強氏は、「グループの金融の強みは、ATMと電子マネーnanacoで培った良質で豊富な顧客接点と認識している。一方、小売グループとしては、セブンーイレブン、イトーヨーカドーをはじめ、日本有数のリアルな顧客接点を有している。我々は、グループ共通IDであるセブンIDを軸に、小売と金融の良質で大量の情報をリンクすることで相乗効果を発揮することを目指す」と述べた。
現在、電子マネーのnanaco会員数は8128万人、取扱高は1兆9000億円、加盟店数は100万店、セブンカードの会員数は361万人、ショッピング取扱高8000億円、加盟店数約4300万店。また、セブン銀行の口座数は282万人、個人預金残高5000億円、ローン残高は373億円となっている。
さらに、国内のATM設置台数は2万7099台、ATM利用件数は9億8000件、提携金融機関数は640社となっている。
この基盤を生かして、9月26日から、「+Connect」サービスを開始した。「+Connect」は、「ATMが、あらゆる手続き・認証の窓口となる」世界を目指し、銀行やノンバンク、事業会社、行政等幅広い業界に向けて提供する各種サービスの総称となる。
第1弾として、新型ATMに搭載されている認証機能を活かした、手続受付サービスを開始。口座開設、顧客情報の変更、在留期限更新がATMでできるようになった。
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