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セブンイレブン/グローバルCVS事業で「第三の柱」を確立

2023年10月31日 16:40 / 海外

セブン&アイ・ホールディングスは10月31日、グローバルCVS事業を推進するために2022年1月に設立した7-Eleven International LLC(7IN)を成長の「第三の柱」とする方針を明確にした。

<7-Eleven International>

海外CVS事業(国際)統括の阿部真治7-Eleven International LLC共同CEOは、「7INは、セブン・イレブン・ジャパン(SEJ)と7-Eleven Inc.(SEI)の英知・知識・ノウハウ、これを惜しみなく注ぎ入れるためにSEJとSEIのジョイントベンチャーで設立している。人員に関しても、双方から人を入れて英知を結集して、SEJ、SEIに次ぐ第三のコンビニ事業の柱となることを目指している」と述べた。

その上で、「北米の3カ国はこれSEIの管轄、そしてSEJは日本の管轄だが、それ以外の地域に関しては7INの管轄だ。それ以外の地域は、非常に大きな白地図が広がっている。まだまだ我々は、ここを開拓していく成長ポテンシャルがあると考えている」と述べ新地域への進出に意欲を見せた。

9月末現在、世界の20カ国・地域に8万4343店舗を展開しているが、2023年度には、30の国と地域に進出する予定だ。

新規進出国の選定にあたっては、S&P評価、政治腐敗指数、司法の状況、治安の状況、人口・都市人口、GDP、経済の自由度、インフラ状況など約30項目を精査。市場の有望性とリテールビジネスにおける機会の2つの軸で優先順位を決定している。

また、これまでの進出国の状況を分析すると、店内で販売フレッシュフード売上構成比と客数には、相関関係があることが分かっている。そのため、既存進出国の売上支援のため、現地でのフレッシュフードの工場建設も進める計画だ。

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