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居酒屋320社/最終損益合計は23億8200万円の赤字

2023年11月08日 16:26 / 経営

東京商工リサーチが11月8日発表した2022年度決算主要「居酒屋業績動向」調査によると、全国の居酒屋を運営する主要320社の2022年度(2022年4月~2023年3月)売上高合計は5649億4800万円(前期比56.5%増)、最終損益合計は23億8200万円の赤字(前期は107億8800万円の赤字)だった。

<利益合計は引き続き赤字>
利益合計は引き続き赤字

コロナ禍の営業制限が続いた2021年度から一転し、2022年度の居酒屋は徐々に客足が戻っている。売上高合計はコロナ禍初期の2020年度を上回る水準まで回復している。

人流回復やメニュー価格の改定などで、売り上げは回復しつつあるものの、コスト上昇が響き、赤字が続いている。

損益別の事業者数では、黒字が206社(前期比8.4%増)で、構成比では64.3%。2020年度の96社(構成比30.0%)、2021年度の190社(同59.3%)から2年連続で増加している。

赤字は114社(構成比35.7%)だった。

2022年度の増収事業者が245社(前期比250.0%増、前期70社)で、構成比76.5%(前期21.8%)となっている。

一方、利益面の対前年の増減益別では、増益は168社(構成比52.5%、前期比22.9%減)と前期の218社から50社減少した。

減益は120社(同37.5%、同66.6%増)と前期の72社から48社増加した。

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