ダイソー/閉店BGMに新曲「Good Day ~閉店の音楽~」導入

2024年06月11日 16:58 / 経営

U-NEXT HOLDINGSのグループ会社であるUSENと大創産業は6月11日、大創産業が運営する「DAISO」の国内全直営店を含む約2900店舗で、新たな閉店音楽「Good Day ~閉店の音楽~」を放送開始する。

<蛍の光に代わる新曲配信スタート>

新曲「Good Day ~閉店の音楽~」は、早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所との共同研究で得られた、閉店のイメージを持つ音楽の特徴に基づき、USENが制作したオリジナル曲。「郷愁感」をキーワードに、小編成のオーケストラでゆったりとした曲調に仕上げた。USEN音楽配信サービスのBGM専用チャンネルにて、一般店舗でも広く利用可能だ。

従来、店舗では閉店時間を知らせる音楽として「蛍の光(別れのワルツ)」が広く使われてきたが、現在は外国人をはじめ、「蛍の光」=閉店というイメージが結び付かない顧客がいることや、顧客に閉店時間の声がけをしづらい状況もある。そこで、さりげなく閉店時間を伝えながらも、快く帰ってもらえるような新しい閉店音楽を目指して、楽曲制作に取り組んだという。

<調子イメージ>

予備調査として、一般男女150名を対象に数種類の音楽を聴かせ、閉店音楽としての「ふさわしさ」と、その音楽から想起する印象語の調査を実施。結果、閉店音楽としてふさわしい曲は「郷愁」「自然」「美しい」「落ち着く」「静か」といった印象を感じさせることが明らかになった。

次に「DAISO」の店舗スタッフ657名を対象に、予備調査で選出された閉店音楽の妥当性を確かめる調査を行い、そこで特定された音楽の特徴を取り入れて、新しい閉店音楽=「Good Day ~閉店の音楽~」を制作。さらに、この曲を複数の「DAISO」の店舗で実際に放送し、放送していない店舗と比較する出口調査によって、顧客に与える印象も確認している。

<調査結果>

結果、「新しい閉店音楽」の方が、営業中のBGMよりも「閉店にふさわしい」「郷愁を感じる」「好ましいBGM」の項目で有意性が高くなることが示された。

また、「新しい閉店音楽」は閉店時間の音楽にふさわしく、店舗の評価を高め、顧客満足度や再来店意向を高める可能性があることも明らかになった。

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