イトーヨーカドー/廃食用油の回収拠点を9/1都内全店舗に拡大
2024年08月29日 14:54 / 経営
イトーヨーカ堂は9月1日、専用リターナブルボトルを使用した家庭系廃食用油の回収を東京都内の全店舗に拡大する。
イトーヨーカ堂は2023年2月に「イトーヨーカドーネットスーパー西日暮里店」で、ネットスーパーを活用した家庭系廃食用油回収の実証実験を開始。その後、東京都と廃食用油回収促進に関する協定を締結し、都内の3店舗に回収拠点を拡大、さらに2023年12月にはヨーク店舗での回収も開始した。
現在は、イトーヨーカドーとヨーク合わせて東京都内で計25店舗、全国では計30店舗(2024年8月末時点)で回収を実施しており、取り組み開始以来、回収量は専用リターナブルボトル約5400本相当(同時点)となっている。
回収された家庭系廃食用油は、回収・リサイクル処理を行う吉川油脂と連携し、石鹸やインク溶剤等の製造に活用することで再利用を進めている。さらに、将来的にはENEOSと持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel=「SAF」)の原料として活用することも目標にしているという。
まずは2025年度までにイトーヨーカドーとヨークの全店舗に回収拠点を拡大し、累計25トンの家庭系廃食用油回収を目指す。
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