カクヤス/自社物流で廃食用油を回収し再資源化、6月下旬開始

2024年05月22日 16:33 / 経営

カクヤスは5月22日、イーコス、レボインターナショナルと連携し、家庭や飲食店から出る廃食用油を自社物流網で回収して、再資源化する取り組みを首都圏で6月下旬に開始すると発表した。

<航空燃料などに再資源化>

産業廃棄物の管理などを行うイーコスのコンサルティング・サポートのもと、実現に向けて検討してきた。

飲食店や一般家庭へ酒などの商品を配送する時に、一斗缶またはペットボトル容器に入った廃食用油を資源として買取する。

カクヤスの各拠点で回収した廃食用油は、社内物流センターと各配送センターに集約され、レボインターナショナルが引き取る。その後、廃食用油はレボインターナショナルでバイオ燃料化され、SAF(持続可能な航空燃料)やC-FUEL(バイオディーゼル燃料)に再資源化される仕組みとなる。

<再資源化の仕組み>

SAFは主にバイオマス(動植物由来の資源)や廃食用油、都市から出るゴミなどを原料として製造される持続可能な航空燃料。従来の航空燃料よりも温室効果ガスを大幅に削減できると期待されている。加えて、C-FUELも廃食用油を原料として製造される、温室効果ガスの削減効果が高い軽油代替燃料だ。

カクヤスによると、国内で発生する廃食用油は事業系では年間40万トン、家庭系では年間10万トンに上ると推定されており、一部の自治体で家庭の廃食用油回収も進められてはいるが、多くは回収場所に持ち込むなど方法が限られているという。

<カクヤスの配送サービス>

一方、カクヤスの自社物流網は首都圏224拠点(2024年3月時点)で、仕入れから販売、ラストワンマイルの配送までをワンストップで行っている。これを活用することで、廃食用油の回収も飲食店や家庭の玄関先で可能となる。

また、回収した廃食用油の集約は、商品移動などで日々運用している社内物流を利用することから、廃食用油の回収によってCO2が新たに発生することはない。今回の取り組みを通して、飲食店や個人客へのサステナビリティ活動の提案にもつなげていく。

■廃食用油回収の取り組み概要
開始予定:2024年6月下旬
対象:一般家庭および飲食店など
対象エリア:首都圏配達エリア内(東京23区全域、東京23区以外・神奈川・埼玉・千葉の一部)
回収方法:商品配送時に一斗缶またはペットボトル容器に入った廃食用油を資源として買取(注文代金より差し引き)、または店頭買い上げ時に資源として買取(購入代金より差し引き)

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