伊藤忠商事は9月1日、ハンガリー発祥の「AERON(エアロン)」ブランドの日本市場における独占輸入販売権を取得した。
グループ会社のコロネットを通じ、2017年春夏シーズンから販売を開始する。
日本市場では、20代~40代のファッション感度の高い女性をターゲットに、コロネットの豊富な経験とノウハウを活用し、全国の百貨店、専門店、セレクトショップを中心に展開する。
「AERON」ブランドの世界観を強く打ち出し、ブランドの認知度を高めることにより、3年後には小売上代ベースで売上10億円を目指す。
「AERON」は、ハンガリー・ブダペスト生まれの女性デザイナー、ESZTER ARON(エスター・アーロン)氏が2011年に立ち上げたファッションブランド。
ARON氏は由緒あるテイラーの家系に生まれ、幼少期より母親と共にヨーロッパ各地のテキスタイル展やファッションショー、アートフェアなどを巡り、クリエイティブで芸術的な感性を身につけた。
その後、アートスクールでファッションデザインを専攻する傍ら、ビジネススクールで経営学も学び、ブダペストの人気ブランドでの10年間のデザイナー経験を経て、「AERON」ブランドの展開を開始した。
「ブランドのデザインは、優れた品質、革命的な職人技、抜け感のあるエレガントさという3つの要素が独特のバランスで融合されており、日本製のレザーなど最上級の素材のみを使用し、伝統的な職人技によって仕立てられたコレクションが、AERONの代名詞となっている」(同社)。
主要なアイテムの小売販売価格帯は、コート6万9000円~9万8000円、パンツ3万6000円~5万9000円、ジャケット4万9000円~7万8000円、トップス2万4000円~4万9000円、ドレス3万4000円~6万3000円、スカート2万4000円~4万9000円。
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