味の素/岩手県のNPOに「クノール カップスープ」売り上げ1箱につき1円寄付
2016年08月26日 10:45 / 経営
味の素は9月1日、食卓からニッポンを元気に「食べるって楽しい!」プロジェクトを実施し、「クノール カップスープ」(10品種)の売り上げ1箱につき1円を、「特定非営利活動法人 インクルいわて」(以下「インクルいわて」)の活動に寄付する。
寄付金額は、約900万円(予定)。
同社は2012年3月から、食を通じて被災地域の復興を支援するため、食卓からニッポンを元気に「食べるって楽しい!」プロジェクトを岩手県、宮城県、福島県で実施してきた。
「特定非営利活動法人 インクルいわて」は、2011年10月に発足。岩手県からの委託を受け、盛岡市において「いわて内陸避難者支援センターの運営を行うなど、被災者の経済的自立を支援している。
家族のカタチにかかわらず、誰もが生き生きと暮らしていける包摂された社会(Inclusive Society)の実現に向け活動を行っている。
東日本大震災後、岩手県沿岸部から内陸部の盛岡市に移住し、現在もそこで生活している約400世帯の被災者の内、約1割は震災がきっかけでひとり親になった世帯。
より良い子育て環境と仕事を求めて移住したものの、震災から5年が経過した現在でも家族以外に頼れる人が少なく、生活面で不安を抱えているひとり親世帯が多いのが現状だという。
「インクルいわて」は、ひとり親世帯の支援を目的に、2016年1月から4月まで盛岡市で「インクルこども食堂」を7回開催した。
ボランティアや地元企業の協力を得ながら地元の食材を使った食事を提供する「インクルこども食堂」は、子どもの栄養改善を図るだけでなく、食の場面を共有することで様々な交流を生み、相談の場の親への提供や、地域づくりへの寄与なども目指した活動。
2017年には盛岡市内に常設「インクルこども食堂」を立ち上げ、その後岩手県内に同食堂のモデルを広げていく予定。
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