カルビー/ポテトチップス販売回復、ご当地ポテチも貢献
2017年11月08日 19:32 / 商品
カルビーは11月13日、東京の名物料理「もんじゃ焼き」の味わいを再現した「ポテトチップス もんじゃ焼き味」など19品のご当地ポテトチップスをコンビニエンスストア先行で発売する。
同社は今年、47都道府県の「地元ならではの味」を開発する「ラブ ジャパン」プロジェクトを発足。各都道府県の県庁・市役所や地元を代表する機関・企業の支援を受け、ワークショップや試食を通し、味やパッケージを決定している。2017年度に3回に分けて47都道府県の味のポテトチップスを順次発売する。
今回、プロジェクト第2弾として19都道県(北海道・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・石川・岐阜・三重・滋賀・兵庫・鳥取・広島・徳島・愛媛・大分・鹿児島)の味のポテトチップスをそろえた。
東京の味「もんじゃ焼き味」は、さくらえび・キャベツ・だし・ソース味が食欲そる味わい。特に海鮮とだしの味わいがしっかり出るように作り込んだ。東京都庁にてアイデア出しをするワークショップや試食会を行い、「もんじゃ焼き」が選ばれ、味やパッケージを決定した。
内容量は55g、想定価格が120円前後(税込)。東北・関東・甲信越エリア限定販売。
そのほか、「北海道 ちくわパン味」、「神奈川 シューマイ味」、「三重 伊賀の国忍者流干し肉と梅味」、「鳥取 砂丘をイメージした珈琲味」、「愛媛 おでん辛子味噌味」、「広島 汁なし担担麺味」などをラインアップした。全19品で700万袋以上の販売を目指している。
コンビニエンスストア以外の店舗では11月27日発売予定。カルビー直営店やアンテナショップ(12店舗)でも随時販売する(12月下旬終売予定)。
また、2017年4月、昨年9月の北海道の台風の被害により、ポテトチップスの原材料となるじゃがいもが不足し、一部商品を休売した「ポテチショック」が起きた。4~6月は販売が落ち込んだが、7月には前年並みの販売金額を確保。8~9月には前年比10%増の伸びをみせており、ポテトチップスの販売が回復している。
9月に発売が開始した同プロジェクト第1弾商品も好調で、全17品で700万袋売り上げた。
11月8日に行われた記者会見で、ポテトチップスの販売増について伊藤秀二社長は、「休売商品の9月の販売再開以降、定番品の売上はそのままに地元の味の商品が販売増に貢献してくれた。販売休止で話題になったことが、ピザポテトなどの知名度アップにつながったことも要因の一つ。また、顧客はポテトチップスに季節感や特別なプロモーションを求めており、そういった要望に引き続き応えていきたい」と話した。
さらに、16万5000件のTwitterでの投稿を受け、2018年度「ラブ ジャパン」プロジェクトでは、商品共創のプラットホームを使用し、お客の意見も商品づくりに反映する。
新たにBlabo(ブラボ)の提供する共創マーケティングプラットフォームを使用し、オンライン上でお客からアイデアを募集する「#地元チップス PROJECT」を11月8日から開始。募集するアイデアは、食材・郷土料理・新ご当地名物といった味案、商品のネーミング、商品のパッケージなど。
参加方法は、プロジェクトサイトにアクセス。地元の味を投稿したい都道府県を選ぶと、アイデア投稿フォームが立ち上がるので、そこからアイデアを投稿する。
■プロジェクトサイト
https://bla.bo/teams/calbee
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