クイーンズ伊勢丹/新社長にマクドナルド元営業本部長の遠藤氏
2018年04月05日 13:55 / 経営
高品質スーパーマーケット「クイーンズ伊勢丹」を運営するエムアイフードスタイルは4月1日付で、代表取締役の異動を実施した。
同日付で、丸の内キャピタルから派遣された遠藤久氏が、代表取締役社長に就任した。田中哲社長は、三越伊勢丹執行役員百貨店事業本部食品・レストランMD統括部長に就いた。
遠藤氏は、1984年に日本マクドナルドに入社し、店舗営業、スーパーバイザー、オペレーションマネージャーとしてチェーン店マネジメントに従事した。
2001から4年間、米国でフランチャイズ店舗運営と本社グローバルシステム構築に携わった。2005年に帰国後は、経営改善・改革を中心に執行役員として活躍した。
本社営業本部長として、約3800店のチェーン店オペレーションシステムの開発・展開を行ったほか、店舗開発本部長として、出退店戦略・分析、設計管理、次世代店舗スタンダード開発を担当した。
2012年2月に、ベイン・キャピタル・パートナーズ(BCP)・ジャパン傘下のすかいらーくに入社。
すかいらーくのオペレーション・サポート本部の発足に伴いマネージング・ディレクター執行役員に就任した。
オペレーション戦略・開発・展開、人材育成機能をマネージするサポート部を新設。
オペレーションスタンダード化、プロセス改善、生産性向上による売り上げ改善、人材育成カリキュラム開発・推進による早期退職率の半減に取り組んだ。
2014年2月に、アイシグマキャピタル傘下で、ベーカリー麻布十番モンタボーを展開するスイートスタイルの代表取締役社長に就任した。
事業改革により、業績をプラスに転じさせ、元町珈琲事業のチェーン店拡大戦略に着手し、新事業モデル「元町コーヒー&ブレッド」を開発した。
2017年4月に、ミツウロコグループホールディングス傘下のエキジットに入社。2018年4月に、丸の内キャピタル傘下のエムアイフードスタイルの社長に就任した。
遠藤社長は、「自分は外食産業が長く、今のスーパーマーケット業界に新しい風を起こしたいと思っている。スーパーマーケット業界とは違う外の業界から見た視点で、価値を体験できる店づくりを考え直したい。ハンバーガー、ファミレス、ベーカリーと業界は異なるが、何を売るかが問題ではなく、どう売るかが問題で、お客様にどう訴求するか仕組みを作る点は共通している。これから1年以上をかけて新しい店のモデルを作りたい」と語っている。
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