三井食品/萩原社長が、売上高経常利益率0.5%達成に向け決意表明
2018年07月04日 10:25 / 経営
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三井食品の取引先約300社で構成する三井食品会は7月2日、都内で2018年度三井食品会を開催した。
特別会員として挨拶した三井食品の萩原伸一社長は、「2019年3月期は、中期経営計画を1年前倒しして、売上高経常利益率0.5%を達成する」と改めて、今期の目標を表明した。
2018年3月期の売上高8164億円(前期比2.9%増)、経常利益34億2000万円となった。売上高は過去最高の8000億円超え、経常利益率は0.42%(34.9%増)だった。
2019年3月期は、売上高8385億円、経常利益42億3000万円、売上高経常利益率0.5%を計画している。
萩原社長は、「経常利益率0.5%という数字は、正直いって同業他社と比べて、すごい数字でも何でもない。ただし、いままでの実績からすると目標となる数字だ」。
「儲かる商売をするのかという質問を受けたが、当社は縮小均衡するつもりはなく、利益を単純に追及するつもりもない。利益率の高い商品は、メーカーが自信をもって売っていない商品が多い傾向がある。単に利益率が高い商品を売るのではなく、メーカーが自信ををもって、これはいい商品で安売りしない商品を担いでいくことが三井食品の役目だと考えている」。
「どのような商品をどうやってお客様にお届けするのか、小売りの方々を含めて環境は決していいとは言えない。三井食品としては、単に小売さんの要望に応えて、そのままメーカーに値段を引いてくださいということをお願いするような、安易な商売はしたくないと考えている。基本は、メーカーのクオリティや思いを最終消費者まで、伝えくれる小売さんと一緒になって、メーカーの業績に貢献したい」と挨拶した。
なお、三井食品会の総会には約300人、懇親会には約500人が参加した
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