カフェ・ド・クリエ/池袋の旗艦店刷新、ちょい飲み・客席禁煙対応
2019年07月12日 18:00 / 店舗
ポッカクリエイトは7月12日、東京・池袋の旗艦店「カフェ・ド・クリエ サンシャイン通り店」をリニューアルオープンした。
アルコールの提供、客席完全禁煙対応、従業員満足度(ES)向上、居心地・機能などで分けた店舗空間作りに取り組んだ次世代型店舗となっている。
7月11日行われた内覧会で、上野修社長は、「当社のピーク時間はカフェタイムで、夕夜間の顧客の取り込みが課題だ。渋谷桜丘スクエア店で試験導入したビール、ワイン、おつまみを新店でも展開。ちょいの飲みに対応し、夕夜間を強化する。受動喫煙防止条例の施行に向けて、客席は全面禁煙にした。喫煙者のために空気清浄機能を備えたスモークポイントを2か所設置している」と説明した。
アルコールはサッポログループの強みを生かしたプレミアムビール「ソラチ1984」(税込600円)、樽詰めスパークリングワイン(550円)、おつまみはポテトサラダ(300円)、若鶏のからあげ(350円)など7種類、仕事帰りに1~2杯飲みたいおひとり様、飲み会前の待ち合わせの0次会の需要を取り込む。
カフェ・ド・クリエの平均客単価は500円程度だが、アルコールメニューを頼む顧客は1000円を想定している。
ES向上を目指し、約200席と広い店内のため、提供待ちの番号札にビーコンを搭載。商品が出来上がったら、店内のどこに顧客がいるか端末で確認し、席まで届ける。
また、厨房を広くし、コーヒーマシンも増やした。レジでの提供待ち時間を減らし、スタッフのオペレーションを改善していく。
客席は、ビジネスに利用しやすいスペース、入り口付近の入りやすいカフェ席、ゆったりくつろげるエリアの3つに分けた。
テレワークのワーカーが利用しやすいよう、フリーWi-Fiを同社初導入。コンセント、USB充電も備えた。テーブルも個人利用、ミーティングなど利用目的に合わせてレイアウトを変更できるタイプを導入している。
くつろぎエリアでは、プロジェクションマッピング技術を活用した「動く絵画」も活用し、居心地の良さを追求した。
パリの街並みをイメージしたディスプレイは、時間、季節で少しづつ映像が動いて変化していく。
上野社長は、「サンシャイン通り店は2003年の開店以来、売上、客数ともにグループトップだったが、近年競合店が増え苦戦気味だった。今回、時代の変化に対応した次世代店舗に刷新することで、新機能を他店に展開していく」。
10月に予定されている消費増税に対し、「当社のメニューは内税なので、今後の対応は検討中。人気の季節メニューなどテイクアウトは強化していきたい」と話した。
<8月発売予定の季節メニュー、超レモネード、超エクストラミントチョコ>
■カフェ・ド・クリエ サンシャイン通り店
所在地:東京都豊島区東池袋1-10-1 住友池袋駅前ビル1階
TEL:03-5928-0161
営業時間:7時~22時30分
店舗面積:約553m2
席数:109卓・193席
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