ゲンキー/生鮮食品強化で岐阜に「プロセスセンター」稼働
2020年01月23日 16:30 / 経営
Genky DrugStoresは1月22日、生鮮食品を強化するため、岐阜県安八郡の「中部RPDC内」に、2019年9月からプロセスセンターを稼働したと発表した。
<プロセスセンターの概要>
出典:Genky DrugStores2020年6月期第2四半期決算説明資料
プロセスセンターでは、おにぎり・弁当・惣菜・精肉を製造加工する。センターを運営するため、7月に完全子会社「富士パール食品」を設立した。
生鮮食品は、ゲンキーのレギュラー店である「小商圏・高来店頻度フォーマット」と親和性が非常に高いと見ている。生鮮食品と惣菜を内製化することで、自前主義によるFOOD&DRUGを更に追求し、スーパーマーケットに匹敵する生鮮食品の鮮度・品質を目指す。
内製化により、全店に生鮮食品を導入することが可能になり、お客から見て、どのゲンキーに行っても生鮮の品ぞろえがある安心感を提供。全社のマージンミックスで価格を判断できるため、競争優位な価格設定ができる。また、競争環境によって価格強化、ポイント対抗など組み合わせて集客につなげる事が可能となるという。
自社プロセスセンターにより、店舗での加工作業をなくし、本部で発注・在庫管理を行うことで店舗での発注作業もない運営をする。また、本部主導でマニュアル化された独自の鮮度管理システムを構築。店舗作業・店舗判断によるバラつき、高コスト化を防ぎ、本部主導で標準化された鮮度・在庫管理を実現するという。
2020年6月期第2四半期のゲンキーの商品別売上高は、食品347億6400万円(前年同期比9.3%増)、雑貨79億3300万円(7.9%増)、化粧品72億2500万円(7.0%増)、医薬品54億6600万円(7.4%増)、その他9億4000万円(0.8%増)だった。
商品別売上構成比は、食品61.7%、雑貨14.1%、化粧品12.8%、医薬品9.7%、その他1.7%となった。
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