三菱食品/4~12月、取引見直し物流コスト増加で営業利益24.7%減
2020年02月05日 10:50 / 決算
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三菱食品が2月5日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、売上高2兆353億900万円(前年同期比1.2%増)、営業利益99億円(24.7%減)、経常利益111億3500万円(23.2%減)、親会社に帰属する当期利益81億6700万円(15.3%減)となった。
売上高は、成長業態との取引拡大や消費税増税に伴う駆け込み需要等により増収となった。一方で、利益面は、小売業の競争激化に起因した取引の見直しや物流コストを含む販管費の増加に加え、夏場の天候不順等の影響により、大幅に減益となった。
加工食品事業の売上高は6112億7500万円(0.3%減)、営業利益は15億9500万円(38.5%減)となった。売上高は、コンビニエンスストア、ドラッグストアとの取引が伸長したことや嗜好品等が好調であった一方で、取引の見直しや天候不順に伴う飲料の落ち込み等が影響し、減少した。利益面は、物流コストを含む販管費の増加等により前年同期を下回った。
低温食品事業の売上高は売上高は8046億200万円(0.5%減)、営業利益は53億1500万円(29.2%減)となった。売上高は、コンビニエンスストア、卸売との取引が伸長したことや、増税に伴う駆け込み需要の影響から好調に推移したことなどにより増加した。利益面は、売上高増加による売上総利益の増加等により前年同期を上回った。
酒類事業の売上高は3831億5700万円(6.0%増)、営業利益は18億6000万円(25.2%増)となった。売上高は、取引の見直しや天候不順に伴う季節商材の落ち込みが影響したことなどにより、減少した。利益面は、売上高減少による売上総利益の減少に加え、物流コストを含む販管費の増加等により前年同期を下回った。
菓子事業の売上高は2343億8800万円(3.7%増)、営業利益は18億5700万円(16.2%減)となった。売上高は、コンビニエンスストア、ドラッグストアとの取引が伸長したことや、スナック菓子等が好調であったことから増加した。利益面は、売上高増加により売上総利益が増加したものの、物流コストを含む販管費の増加をカバーするに至らず、前年同期を下回った。
通期は、売上高2兆6400億円(0.8%増)、営業利益145億円(13.4%減)、経常利益160億円(12.9%減)、親会社に帰属する当期利益110億円(8.1%減)を見込んでいる。
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