ファーストリテイリング/マスク1000万枚日本・海外の医療機関へ寄贈
2020年03月27日 11:00 / 経営
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ファーストリテイリングは3月26日、新型コロナウイルス感染症対策支援として医療用マスク1000万枚を日本および海外の医療機関などへ寄贈すると発表した。
世界的に感染拡大が深刻化する新型コロナウイルス感染症対策支援として、中国の自社取引先工場の協力のもと、各国で緊急ニーズが高まっている医療用マスクを中心にマスクを1000万枚規模で調達。日本をはじめとする各国で、優先度の高い医療機関等向けに寄贈するもの。
日本では、医療機関、介護施設に対するマスク供給を管轄する政府のマスクチームを通じて、医療用を中心に約100万枚のマスクを無償提供。これらのマスクは、全国で感染拡大抑制における緊急度・優先度の高い機関へ配付される。今後も継続してニーズの把握を進め、追加の支援策を検討していく。
一方、ファーストリテイリングが事業を展開する国・地域の中でも特に、約7万5000人の感染が報告されているイタリア、感染者数約6万5000人の米国では、急速な感染拡大により医療機関でのマスク不足が喫緊の課題となっている。
両国の関係当局からの要望を受け、ファーストリテイリンググループ現地法人を通じてそれぞれ約100万枚を寄贈。3月下旬以降順次、ミラノ市、ニューヨーク州政府から、現地の医療機関に提供される。
この他、約4万7000人の感染が報告されているスペイン、ドイツ、フランス、英国など感染拡大が続く欧州諸国、またアジアでは約9000人の感染が報告されている韓国など、他の国・地域でも、現地法人を通じて支援ニーズの把握を進めており、随時提供する。
ファーストリテイリングは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1月以降、状況の深刻な国・地域を中心に継続的な支援に取り組んでいる。
中国、韓国、東南アジアでは、ユニクロの現地法人を通じて、医療従事者向けにヒートテック、ダウンジャケット、エアリズムなどの衣料提供、現地NGOへの寄付を行うなど、世界的に刻々と状況が変化する中で、可能な支援を続けてきたという。
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