寺岡精工/計量・トップシール包装・値付できる省資源のトップシール機
2022年05月30日 12:50 / 商品
- 関連キーワード
- 寺岡精工
寺岡精工は5月30日、スーパーマーケットなど小売店に向けて、計量・トップシール包装・値付けを行う卓上省資源トップシール機「SWS5600e」を発売した。
世界ではSDGsなどの観点から、脱プラスチックの動きが広がっている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降、スーパーマーケットの店頭では、コロッケなどの総菜バイキングが廃止され個包装に切り替えられるなど衛生面が強化されている一方で、プラスチック使用量を減らすという点では難しい状況が続いている。
新商品は、フィルムをトレーの上淵部分に熱溶着(ヒートシール)で貼り付けるトップシール包装を行う。
これにより、トレー底面まで全体を包み込む(オーバーラップ)従来のフィルム包装と比べプラスチックフィルムの使用面積は約4分の1(25%)となり、使用重量ベースではプラスチックが18%削減されるという。
また、サトウキビなどの植物由来のリサイクル素材を使ったバイオマストレー、環境対策の一つとして普及が期待される紙トレーの使用が可能。そのようなトレーを使用することで、石油を原料とする一般的な発泡トレーよりも効果的にプラスチックを削減。バイオマストレーによるトップシール包装と、従来の発泡トレーのフィルム包装との比較では、従来よりもプラスチック総使用量を1パックあたり約65%削減することができる。
作業時は、搬入口にトレーを置くと自動で重量が計量され、トップシール包装を行うと同時に製品側面のプリンターから商品ラベルが発行される。従来個別に作業していた包装・計量・値付けを1台に集約でき、作業性が大幅に改善される見込み。
幅60cm×奥行き84cmのコンパクト設計で、卓上トップシール包装機(包装・計量・値付けを行うトレー対応型機)では市場最小レベル。床面設置面積は幅50cm×奥行き40cmと、スペースに限りがある小売店のバックヤードにも対応する。
■問い合わせ先
寺岡精工 お客さま窓口
TEL: 0120-37-5270(平日9時30分~17時30分)
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。