三菱食品/最適配車・コスト削減向け動態管理サービス3500台に導入
2023年04月26日 14:30 / IT・システム
Hacobu(ハコブ)と三菱食品は4月26日、Hacobuが提供する動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」を、三菱食品の全国3500台のトラックに導入すると発表した。
「MOVO Fleet」は、物流領域に特化したテレマティクスサービス。車両管理の効率化で、荷主と運送会社双方のコスト削減を支援する。
端末は、複数の給電方法が選べるGPSトラッカー「ムーボ・スティック」と、GPS機能付き通信型ドライブレコーダー「ムーボ・アイ」の2種がある。そのほか、日野自動車のコネクティッドトラック、東京海上日動火災保険の法人ドライブエージェントは、追加端末なしで利用可能だ。
2024年4月、ドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に規制され、人手不足による物流クライシスが懸念される「2024年問題」が迫っている。
両社は、同サービスで得られた輸配送データを独自に活用して、車両積載率の向上、配送効率の最適化などに向けた取り組みを行う。
まずは、三菱食品の首都圏エリアを中心に、全国3500台のトラックに「MOVO Fleet」を採用。「MOVO Fleet」を導入することで、協力会社車両の一括管理を実現する。
具体的には、運行回数、走行時間、待機時間、走行距離、CO2排出量など詳細な輸配送の動態データをリアルタイムで取得できる。同データに三菱食品が持つ独自のデータを掛け合わせることで、車両回転数、積載効率が算出できるようになるという。
さらに、MOVOのデータを活用し、三菱食品で物流拠点ごとに配車している支線配送トラックを拠点相互に融通させ、メーカー集荷までの配車プランを策定することなどが可能となる。結果として、車両の有効活用、積載率が高まる見込みだ。
■MOVO Fleet
https://movo.co.jp/movement_manage
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