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関西フードマーケット/営業利益59億円、イズミヤ効率化などが貢献

2023年05月10日 16:19 / 決算

関西フードマーケットが5月10日に発表した2023年3月期決算によると、売上高3740億1800万円、営業利益59億1900万円(前期は58億200万円の利益)、経常利益53億5500万円(前期は49億4000万円の利益)、親会社に帰属する当期利益42億6200万円(前期は83億6800万円の利益)となった。

関西フードマーケット

イズミヤ、阪急オアシスとの株式交換により、前期までと対象範囲が異なることから、前期比の増減率は記載していない。

売り上げは予想並みも、原材料費、光熱費、物流費の高騰など外部環境の変化が大きく、粗利益減少により、営業利益は予想を下回った。

イズミヤ、阪急オアシスのチェーンオペレーション改革は、業務の標準化・効率化が進み、人件費削減など30億円利益を押し上げた。当期純利益はイズミヤの税効果見直しにより、予想を大きく上回ったという。

イズミヤは総額売上高1464億9800万円(前期比1.8%減)、営業利益20億3100万円(20.8%減)。阪急オアシスは総額売上高1125億1000万円(3.6%減)、営業利益12億8300万円(36.8%減)。

既存店売上高前期比はイズミヤが2.9%減(客数4.0%減、客単価1.1%増)、阪急オアシスが5.7%減(客数4.9%減、客単価0.9%減)。

関西スーパーは集客施策による売り上げ伸長とコストコントロールの両立により、売り上げ・営業利益ともに予想を上回った。

総額売上高1295億7900万円(1.0%減)、営業利益28億8500万円(17.1%増)となっている。

次期は、売上高3790億円(1.3%増)、営業利益87億円(47.0%増)、経常利益81億5000万円(52.2%増)、親会社に帰属する当期利益45億円(5.6%増)を見込んでいる。

売り上げは既存店ベースで伸長、粗利益増加とオペレーション改善効果により営業利益は増益、当期純利益は、営業利益伸長により増益の計画となっている。

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