ファミリーマート/3~8月は既存店24カ月連続前年超え事業利益過去最高
2023年10月11日 16:00 / 決算
- 関連キーワード
- ファミリーマート
ファミリーマートが10月11日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、営業収益2612億6200万円(前年同期比12.7%増)、事業利益517億3600万円(32.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益330億6700万円(50.7%増)となった。チェーン全店売上高(単体)は1兆5441億600万円(4.8%増)となり伸長した。
浦島宣哉取締役常務執行役員CSO兼経営企画本部長は、「政府の電気代支援による下支えの効果や猛暑による飲料類の需要増加に加えて、減損損失が改善したことにより、親会社所有者帰属利益は前年同期差111億円増の331億円となった。また、営業・商品・マーケティングの適切な連携によって人流回復の機を捉えたこと、プライベートブランド『ファミマル』の拡販などによって営業収益は295億円の増益だった。事業利益は128億円増の517億円となり過去最高を達成した」と業績概況を解説した。
事業利益の増加要因について、経営企画本部の佐藤誠経営管理部長は、「人件費の増加、システム関連費用の増加などもあり、販売管理費は、前年よりも増加したが、売上高が増加したことと、PBファミマルの好調により差益率が改善したことにより、事業利益が大幅に増加した」と説明した。
既存店客数は8月で18カ月連続での前年超えを達成。また、日商も8月で24カ月連続での前年超えを達成した。5月以降のポストコロナやイベント開催による人流回復の機会を捉えた各種施策が奏功した。「お値段そのままデカくてうまい!!だいたい40%増量作戦」や、人気のゲーム・アニメとタイアップしたコラボ商品等集客に寄与する施策の実施に加えて、店舗のQSCレベルを向上することによって、選ばれる魅力的な売場づくりを実現した。
また、発売から1年で8000万食を販売した「ファミから」や各種「フラッペ」の新フレーバーなど、原材料の高騰が続く中、価格以上の価値を感じてもらえる商品の開発を継続したことで客単価も増加した。
■ファミリーマートの関連記事
流通最前線/ファミリーマート国立冬樹デジタル事業部長インタビュー
決算 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- マミーマート/社員の奨学金返済を支援する制度導入
- 05月14日
-
- バローHD/ヘルスケアシステムのM-aidと資本業務提携
- 05月14日
-
- クスリのアオキ/奈良・富山・山形・石川県に同時オープン
- 05月14日
-
- ワッツ/名古屋市と所沢市に「ワッツウィズ」同時オープン
- 05月14日
-
- 山形屋/事業再生ADR手続開始、経営改善の取り組み発表
- 05月14日