伊勢丹新宿本店/23年度売上高が過去最高の3758億円、24年度4110億円見込む
2024年05月14日 16:10 / 店舗
三越伊勢丹ホールディングスが5月14日に発表した2024年3月期決算によると、伊勢丹新宿本店の売上高が過去最高の3758億円(14.7%増)を達成した。
同日行われた決算会見で、牧野欣功 常務CFOは、「伊勢丹新宿本店は、22年度から売上高が3000億円を超えており、24年度は4000億円台を突破する4110億円見込んでいる。コロナ前10年平均が2542億円であることからも、大きく成長している」と述べた。
三越日本橋本店の2024年3月期売上高は1528億円(10.4%増)だった。三越銀座店は1047億円(35.6%増)と過去最高を更新。岩田屋三越が1245億円(13.6%増)となるなど、地域主要店舗の売り上げも回復している。
同社は、館業から個客業への変革を掲げ、アプリなど活用したCRM戦略を推進している。外商顧客の客単価は8%増とデジタルIDのみの会員、エムアイカード会員に比べ、大きく伸びている。
さらに、伊勢丹新宿本店の「丹青会」や三越日本橋本店の「逸品会」では、2024年2月開催時に過去最高売り上げを達成。識別顧客の売り上げ、客単価の拡大が継続している。
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