ヤオコー/社内クラウドに「New Relic」導入、データ観測や問題の原因特定に成果

2025年06月09日 11:29 / IT・システム

システムの状態を把握する「オブザーバビリティ(可観測性)」に特化したプラットフォームを提供するNew Relic(ニューレリック)は6月9日、ヤオコーに「New Relic」を導入したと発表した。

<業務支援アプリの使用状況を可視化>
業務支援アプリの使用状況を可視化

ヤオコーではクラウド化や内製化に伴うシステム改変・組織拡大に伴い、システムごとに監視ツールが乱立しており、これらの統合と効率化が課題だった。

そこで社内を横断するAWSのクラウド基盤に「New Relic」を導入。社内インフラの観測データ収集やアラートを設置し、社内でシステムの状況を見やすく共有するためのダッシュボード構築・運用を始めた。

リアルタイムのデータ観測と、問題が生じた際の迅速な原因特定や対応において、すでに一定の効果が出ているという。

ヤオコーでは今後、社内クラウド上で稼働する領域のうち店舗事業を支えるシステムに「New Relic」の導入を進める予定。

例えば、各店舗の受発注や在庫管理関連のシステムの状況を「New Relic」で観測し、店舗からエラーの問い合わせが来るよりも先に、運用部門が発見し、対応できるようにする計画。

また、ある店舗でシステムに問題が生じた際は、他店舗への影響の有無を「New Relic」で特定し、対応範囲を迅速に切り分けることも検討している。

これらの取り組みにより、店舗業務の生産性をより向上させ、顧客の快適な買物体験を支える体制を強化していく狙いだ。

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