ABCマート 決算/3~5月増収増益、ハンズフリーシューズが好調

2025年07月09日 16:48 / 決算

エービーシー・マートが7月9日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、売上高976億9800万円(前年同期比1.5%増)、営業利益187億5700万円(1.9%増)、経常利益190億6200万円(0.6%減)、親会社に帰属する当期利益129億5300万円(1.2%減)となった。

ABCマート

国内事業のにおける売上高は前年同期比6.3%増の727億1400万円、セグメント利益は前年同期比9.1%増の176億4500万円だった。

ハンズフリーシューズの拡販におけるプロパー販売が好調であったことと、各種フェアや前倒しで実施したセール施策が奏功したという。

店舗面では、西日本のショッピングセンターを中心に、14店舗の新規出店、8店舗の閉店を行い、5月末時点における店舗数は1087店舗。連結子会社が運営する「OSHMAN’S」は、2店舗の出店により20店舗となっている。国内店舗数は計1107店舗。

また、銀座と大阪にインバウンドに対応した新しいショップ(リアル店舗をメディア化した発信型ショップ)「GRAND STAGE 4.0」を新規出店した。

既存店は、スポーツアパレルの売り場面積を拡大していく中で、プレミアステージなどの一部の業態を、グローバルに展開する「GRAND STAGE」や「ABC-MART」に変更し、集約。店舗業態の明確化を計り、インバウンド顧客にストアブランドの認知度を向上させる取り組みを進めている。

既存店の改装は国内で18店舗実施し、このうち増床改装は11店舗となった。2バナー以上の複合業態の出店はリニューアルを中心に15店舗行い、132店舗となっている。

海外事業の売上高は7.2%減の260億9900万円、セグメント利益は51.5%減の10億7400万円。

政治の混乱や国内経済の悪化により消費が低迷したことと、為替が円安から円高水準へ移行したことが大きく影響し、いずれの国でも減収減益となった。

店舗は、韓国に3店舗、台湾に1店舗新規出店した。2025年3月31日現在)の海外店舗数は、韓国319店舗、台湾62店舗、米国8店舗、ベトナム5店舗、計394店舗だった(閉店韓国10店舗)。

グループ店舗数は国内外計1501店舗。

通期は、売上高3839億円(3.1%増)、営業利益640億円(2.3%増)、経常利益660億円(2.1%増)、親会社に帰属する当期利益455億3000万円(0.4%増)を見込んでいる。

ABCマート 決算/2月期営業利益12.4%増、ハンズフリー商品・スポーツアパレル好調

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