ミニストップ 決算/3~5月、国内事業好調で連結営業黒字に
2025年07月09日 16:12 / 決算
ミニストップが7月9日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、営業総収入237億2100万円(前年同期比15.4%増)、営業利益0万円(前期は13億3800万円の損失)、経常利益1億1600万円(前期は12億3100万円の損失)、親会社に帰属する当期損失1億5100万円(前期は11億3500万円の損失)となった。
国内の店舗事業の収益が伸長するとともに販売費および一般管理費の削減が進み、単体営業利益では12億25百万円の増益となった。
単体の業績改善が連結業績をけん引し増収・増益となったことにより、連結営業黒字への転換を果たしました。
「国内事業」の主要数値は、消費の二極化に対応した低価格と高付加価値の品ぞろえを拡充したことで、ミニストップ単体のチェーン全店売上高は2.3%増。
ミニストップ店舗の既存店1店1日あたりの売上高は2.4%増となり、既存店平均客数は0.5%増、既存店平均客単価は1.9%増となった。
コンビニエンスストア部門の既存店日販は0.4%増、店内加工ファストフード部門の既存店日販は12.4%増だった。
売上総利益率は、高付加価値のコールドスイーツを中心に店内加工ファストフード商品が売上をけん引したことにより0.6%増加し31.2%となった。
また、新事業のEコマースの売上高は1億5000万円超と前年同時期と比べて700%以上伸長し、5月には事業開始以降初めて事業利益が黒字化した。
店舗数は出店3店舗、閉鎖30店舗で、2025年5月末の店舗数は1821店舗。
「国内事業」の営業総収入は213億8800万円(16.9%増)、営業利益は1億9300万円(前年同期は営業損失10億3200万円)だった。
一方、ベトナムで展開している「海外事業」については、営業総収入は23億3300万円(3.2%増)、営業損失は1億9200万円(前年同期は営業損失3億500万円)となっている。
通期は、営業総収入970億円(10.9%増)、営業利益12億円、経常利益16億円、親会社に帰属する当期利益7000万円を見込んでいる。
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